2022-02-23 更新
原題:Mila第77回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門オープニング作品として選出され、さらにケイト・ブランシェットが作品に惚れ込み、完成後にもかかわらずエグゼクティブ・プロデューサーに名乗りを上げたクリストス・ニク監督のデビュー作『林檎とポラロイド』が3月11日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる。
監督は、リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで』)や、ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)の助監督を務めていたクリストス・ニク。奇抜なアイデアと人間への優しい眼差し――彼らの持ち味を独自に昇華させ創り上げたデビュー作『林檎とポラロイド』は、ワールドプレ ミアとなった2020年ヴェェネチア国際映画祭で上映されるや、「見事なまでに胸を打つ<ガーディアン紙>」「魂のこもった今日性のある映画<ヴァラエティ誌>」と、その独創的で普遍的な物語に、絶賛の嵐が巻き起こった。。
その評判を耳にしたケイト・ブランシェットは、監督に才能に惚れ込み、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加することを熱望し、新たにクレジットされた。次回作はケイト・ブランシェット プロデュース、キャリー・マリガン主演で製作が決定! 2作目にして早くもハリウッド・デビューを果たすクリストス・ニク。世界が注目する監督のひとりとなる。
「お名前は?」「覚えていません」――。 バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。覚えてい るのはリンゴが好きなことだけ。世界は、記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延し、治療として「新しい自分」と呼ばれる回復プログラムが行われている。
毎日送られてくるカセットテープに吹き込まれた様々なミッションをこなしていく。自転車に乗る、仮装パーティーで友達をつくる、ホラー映画を観る。そして、その新たな経験をポラロイドに記録する。
様々なミッションをこなして行く中で、ある日、男は、同じくプログラムに参加する女と出会い、仲良くなっていく。しかし、「新しい日常」に慣れてきた頃、男は忘れたはずの以前住んでいた番地をふと口にする……。
「哀しい記憶だけ失うことはできませんか?」口数の少ない主人公が治療を通して心に宿した本当の思いとは――?
(2020年、ギリシャ=ポーランド=スロベニア、上映時間:90分)
キャスト&スタッフ
監督:クリストス・ニク
脚本:クリストス・ニク、スタヴロス・ラプティス
撮影:バルトシュ・シュフィニャルスキ
編集:ヨルゴス・ザフィリス
出演:アリス・セルヴェタリス、ソフィア・ゲオルゴヴァシリほか
配給
ビターズ・エンド
3月11日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
■ オフィシャル・サイト: www.bitters.co.jp/ringo/ (外部サイト)
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