2022-01-05 更新
Kōki,、萩原利久、高橋文哉、清水 崇監督督
モデルとして国内外で活躍するKōki,が、女優デビューにして主演を務める映画『牛首村』の記者会見が帝国ホテルにて行われ、Kōki,、萩原利久、高橋文哉、清水 崇監督が出席して意気込みを語った。
本作は、『呪怨』『THE JUON/呪怨』『輪廻』などを手掛けたホラー映画の巨匠・清水 崇監督が手掛ける「恐怖の村」シリーズの最新作。第1弾には福岡の『犬鳴村』、第2弾には“富士の樹海”を舞台にした『樹海村』を公開しており、第3弾の地に選ばれたのは、富山県魚津市に実在する“牛首村”。北陸最恐心霊スポット・坪野鉱泉が舞台となっており、身の毛もよだつ恐怖のオリジナル・ストーリーが展開する。
女優初挑戦となるKōki,は完成作品を観た感想を「感動しました。いろいろなシーンを思い出してウルウルしました」と話す。
萩原は「出演のオファーが来た時、清水監督はホラー映画を撮っているので、怖~い方と思っていたら、優しくて手取り足取り指導してくれて楽しい現場でした」と撮影を振り返る。完成品を観て、ワクワクしたことも話した。
高橋は「僕はホラー映画が苦手で、おもわず目をつぶってしまうのですが、今回ホラー映画に参加して新しい発見ができました。ホラー映画の魅力を認識しました。参加できて良かったです」と撮影を振り返った。
Kōki,演じる奏音のクラスメイト役を務めた萩原は、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や連続テレビ小説「エール」やドラマ『美しい彼』(MBS)で主演を務めており、詩音の恋人・倉木将太役の高橋は、「仮面ライダーゼロワン」での好演が話題となり、ドラマ「着飾る恋には理由があって」にも出演、ドラマ『最愛』(TBS)にも出演。それぞれに注目の俳優だ。
清水監督は「ホラー映画を監督することが多いのですが、呪われるようなことはありません(笑)」と会場に笑いを届けてから、「出演者たちからこの作品に出て良かったと思われるように撮りたかった」と話す。キャスティングについては「オファーしても“無理です”と断られることも多いですが、ホラーだからこそ、普通の日常をちゃんと演じてくれる人がいいと思って選びました。3人ともちゃんと、目指したキャラクターを演じてくれた」とキャスティングに満足な様子。
Kōki,は奏音・詩音と双子の役を演じたが、「とにかく集中して役を作り上げました。それぞれの性格を考えて演じました。演じることの魅力を感じました。姉妹の絆を感じた時に、姉妹を演じているんだなと実感しました」と演技への手ごたえを口にした。難しい役柄に挑戦したKōki,とホラー映画がどのような化学反応を起こしているのか注目したい。
清水監督は、Kōki,について「役の切り替えが自然だった。女優初挑戦の監督になれて良かったと思う」と語っていた。
キャストの3人はそれぞれの共演者の印象について、Kōki,は「(萩原)利久は、明るい印象でフランクな人。(高橋)文哉は、優しい雰囲気のある人で、少年のようなところがありました」と話した。Kōki,については「明るくて、エネルギッシュで、現場の太陽でした」と萩原、高橋ともに絶賛していた。3人でディスカッションしながら演技に挑戦。清水監督からの的確なアドバイスもあったようだ。
恐ろしい怪奇現象が起こることもなく、撮影は無事に終了。
Kōki,は姉のCocomiと一緒に試写を観たことを明かし、怖い場面では声を上げたという。姉から「頑張ったね!」と称賛の言葉をもらったことも明かした。お気に入りのシーンはラストの崖のシーンだそう。
他の共演者には『犬鳴村』『樹海村』の大谷凜香も再登板。松尾 諭、堀内敬子、ココリコの田中直樹、麿赤兒らが、若手を支えるベテラン俳優陣が名を連ねている。
公開日の発表とともに、ポスター・ビジュアルも解禁された。ポスターの真ん中には廃墟のなかで佇む少女の姿とともに、「アノ事故も、失踪も、すべてアノ風習のせい。」と意味深なコピーが添えられており、恐怖をあおっている。
(取材・文・写真:福住佐知子)
関連記事
・完成披露舞台挨拶
・完成披露舞台挨拶@大阪
・富山特別上映会
・清水 崇監督&大谷凜香 単独インタビュー
・初日舞台挨拶
・大ヒット御礼ティーチイン
・ニューヨーク・アジアン映画祭で受賞!