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『誰かの花』横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年をキャスト勢揃いでお祝い!

2021-12-28 更新

カトウシンスケ、吉行和子、高橋長英、和田光沙、大石吾朗、村上穂乃佳、篠原 篤、太田琉星、堀 春菜、奥田裕介監督

誰かの花somebody
GACHINKO Film
2021年12月18日(土)~12月24日(金) 横浜ジャック&ベティ先行上映 2022年1月29日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

 第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門正式出品、横浜ジャック&ベティ30周年企画映画として劇場公開が待ち望まれている映画『誰かの花』が、12月18日(土)~12月24日(金)横浜ジャック&ベティ先行上映、2022年1月29日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開となる。この度、12月21日(火)に、横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年記念先行上映舞台挨拶が行われ、出演のカトウシンスケ、吉行和子、高橋長英、和田光沙、大石吾朗、村上穂乃佳、篠原 篤、太田琉星、堀 春菜、監督の奥田裕介が登壇。キャスト全員でジャック&ベティの30周年をお祝いした!


 横浜ジャック&ベティは、1991年12月21日に横浜・黄金町にオープンしたミニシアター。30周年の記念すべき日に舞台挨拶に立った奥田監督は、「ジャック&ベティは、小学生の頃からよく母親に連れられて訪れていた映画館で、二人で感想を言い合いながら帰る時間が、僕の映画の原体験。そんな大切な場所の30周年に、映画を通して携われたことを嬉しく思っています」と万感の表情。本作の脚本は4年前に脚本を書き始めたそうで「私自身オリジナルで書くことにこだわってきて、自分の身に起こったことや身近なことに寄り添わないと、今後、映画が撮れなくなるのではと感じていた時期がありました。そんな中、自分の身近な人が亡くなってしまって。被害者の立場になったわけですが、時間が経つにつれ、加害者になった時には心の持っていき場所がないと思ったんです。その葛藤を映画で描きたいと思いました」と明かした。


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 主演のカトウは、「数えたことはないんですが、ジャック&ベティは“カトウシンスケの出演映画を最も多く上映している映画館”なのではないかと(笑)。そんな映画館の30周年記念の作品に出演させていただいて、こうして満席の客席の前で登壇できて感無量です」と挨拶。撮影に入る前から奥田監督とは密にコミュニケーションを重ねたと明かし、「下北沢の喫茶店でお喋りしていたら、4、5時間経っていました。監督と1つひとつのシーンについて語り合う時間は、有意義で楽しい時間でした」と振り返った。


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 黄金町に暮らし、ジャック&ベティの常連だという高橋は「僕は散々お世話になっています。出演映画も上映していますし、ここに来ると、なんとも言えない良い時間を過ごすことができるんです。できる限り、これからも通いつめようと思います」。


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 吉行は、「コロナ禍になり、“この先、ミニシアターはどうなるんだろう?”と心を痛めていました。でも、この30周年記念映画に出演できて本当に嬉しい」とコメント。51歳差となる奥田監督との仕事はどうだったかと聞かれると「いいですね、若いのは。ラッキーです」と会場を笑わせつつ、「台本を読んで、とても感動したんです。私は長いこと役者をやっていますけど、こういう作品に出していただけて、良いこともあるんだなと嬉しかった。母親の経験が私はないんですが、いろいろなことがあっても自分の胸に収めて家族が幸せに暮らしてほしいと願っているんだなと感じました。いい台本です」と笑顔で締めくくった。


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(オフィシャル素材提供)



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