2021-10-21 更新
永野芽郁
2018年2月発売直後より、感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数110万部を突破している本屋大賞受賞の感動作「そして、バトンは渡された」が、永野芽郁×田中 圭×石原さとみ出演で映画化、10月29日(金)より全国公開となる。この度、10月20日(水)に学生限定サプライズ登壇試写会イベントが実施され、永野芽郁が登壇した。
映画『そして、バトンは渡された』の来週末の公開に先駆け、今回、高校生と大学生100名を集めた学生限定試写会を開催。本編が進むにつれて会場では鼻をすする音が響き渡り、終了後も涙を流している学生たちが多く、際立っていた。幸せな感動が冷めやらぬ中、突如、優子の義理の父親・森宮役を演じた田中 圭からのスペシャルメッセージがスクリーンに流れ、ざわつく観客たち。スケジュールの都合で会場に向かうことができなかった田中からの一言かと思いきや、「僕の代わりに娘の優子ちゃんに行ってもらおうと思います! それでは早速呼んでみましょう! 優子ちゃん~よろしく~!」の呼び込みに合わせ、永野が「は~い!」と姿を現すと会場はパニック状態に! 思いもよらぬ永野のサプライズ登場に感激し、更に涙が止まらない学生が相次いだ。
改めて永野から「森宮優子を演じました、永野芽郁です。実は私も一緒に観てたんです! すすり泣いている声が聞こえたり、久々に皆さんの声を直接聞けた気がして、すごく嬉しかったです! 初めて完成した作品を観たときはドキドキして冷静な気持ちで観れなかったんですけど、今日は改めて撮影のことを振り返りながら観ることができました。前回のジャパンプレミアの時は、登壇した後に上映だったので、上映後の皆さんの反応を観るのが初めてで、何か届くものがあったのかなと思うと嬉しいです」という永野に答えるように、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
今回、集まっている学生たちと同様、女子高生・優子役を演じた永野だが、「自分の卒業式のときはピアノ経験がなかったので、伴奏者にも立候補できなかったし、学生の時からピアノを弾けていたらもっと楽しかったなと思います。『旅立ちの日に』を中学の卒業式で歌っているんですけど、友達が弾いているのを見ていたし、今回自分が弾いてみて、『あの子すごかったんだな!』と改めて思いました」と、優子と自身の学生時代を照らし合わせながら、振り返る。また、父親・森宮役の田中とは今回初共演となるが「とにかく寝癖がひどい(笑)! 芸術レベルなんで、寝癖写真展を開いてほしいです。『ちょっと寝癖ついてますよ!』ってぐらいじゃなくて、『どうやって寝られてたんですか……?』という会話を毎朝していました(笑)。他には意外とおっちょこちょいでお茶目ですね! あれだけかっこよくて、何でもできて、世の女性は『田中 圭大好き!』って感じだと思うんですけど、俺が俺がって感じはしてないし、ふざけて良く分からない嘘つくし、人を和ませる力がすごくある方だなと思います」と永野だからこそ知る、田中のマル秘エピソードを暴露した。
また今回、学生の方から永野への質問コーナーを設け、直接会話を交わす貴重な機会が。「とても感動する作品で、卒業式のシーンでは特に涙が出ました。印象に残っているシーンはどこですか?」と聞かれると、「卒業式のシーンは初めてのピアノとお芝居を両立しないといけなかったので苦戦していたんですけど、だからこそ印象に残っています」と振り返ります。続いて「学生のうちにやっておいてよかったなと思うことは?」と聞かれると、「私が学生の時に、周りの大人から、『学生時代のうちに勉強は絶対しておいたほうがいい! 今しておくべきだ!』と言われて、めんどくさいなって思ってたんですけど、社会人になって初めて勉強できる時間って貴重だったんだなと気づきました。でも全て勉強っていうのも大変なので、授業の半分くらいを目標に、勉強も頑張ったらいいのかなと思います!」と、学生には胸に刺さる言葉も。
そして今、学生たちが頑張っていることに対し、永野がエールを送ろうということで、「つい寝る時間が遅くなり、授業中も眠ってしまいます」という女の子に対し、「それはね、頑張るしかない! 私は仕事上、時間が決まっていないので、早く起きて夜遅くなったりすることもあるんですけど、慣れました。眠れないときは、寝よう寝ようと思わないで、寝ないことです。次の日はきっと早く眠たくなるので、そこから早起きのリズムを身につけます。早寝早起き、頑張ってください!」と早寝早起きのコツと合わせて応援。
またイベントには夢を追いかける学生も多く、優子や早瀬くんと同じくピアノに打ち込む女子高生もいた。「プロのピアニストになるために、音大受験を目指して頑張っています。物語も私と重なる部分があって、胸に刺さりました」と答え、「すごーい! 私は3ヵ月の練習でここまでしか上達できなかったんですけど、ピアノを練習してみて、改めてピアノの大変さを知りました。プロのピアニストを目指すために練習もたくさんしていて、本当にすごいと思います。頑張ってください!」という永野の温かいエールに、思わず涙を流した。
「来年から保育士の専門学校に行くんですけど、しっかり卒業できるか、単位が取れるか心配です」と将来の不安を抱く女子高生には、「保育士になった友人がいて、大変なときもあるけど、本当に毎日子どもがかわいくて、頑張って良かったって言っていました。頑張りは報われると思います。体調には気をつけて、頑張ってください!」と、熱いメッセージを送った。
最後に、永野から観客へ向けて、「本当はあと4時間ぐらい話したいです(笑)! この映画を観て、最初に感想を聞けたのが皆さんでした。1年前の撮影から無事に映画が公開できるという喜び、改めてこの作品を届けられて、自分たちが作った作品で感動してもらえたのが嬉しいです。大切な人に、この作品についてお話してほしいです」と直接ファンからの温かい声を聞き、感極まる想いを述べ、イベントは終了。幸せな涙が溢れた鑑賞後感、そしてサプライズで登場した永野との久々の交流に、ファンたちからの笑顔と涙で埋め尽くされ、一生忘れられない感動的な時間が流れながら、幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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