2021-10-03 更新
2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録された「黒島の集落」を舞台に、女子中学生と国語教師の淡い恋のラブ・ストーリーが誕生した。
渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保のオリジナル短編映画として佐世保市で制作された本作で、大森監督は、愛の強さを試される女子中学生と国語教師の特別な関係性を描く。
あいち女性国際映画祭ほか3つの映画祭にてグランプリを受賞し、文化庁メディア芸術祭2020 審査員推薦作品に選ばれた本作の劇場公開が遂に決定。同じ大森歩監督の短編映画『春』(主演:古川琴音)との併映で、アップリンク吉祥寺と名古屋の名演小劇場にて公開中。10月15日(金)より愛知・刈谷日劇、11月6日(土)より長野・上田映劇、近日アップリンク京都ほかにて全国順次公開される。
中学生の主人公・リッちゃんを演じるのは、現在カネボウ「KATE」などのモデルを務めており、撮影当時は大学1年だったという武イリヤ。国語教師の健ちゃん役でこちらも映画初主演作となったのは、『ナポレオンと私』の笈川健太。
黒島の美しい実景を優しく彩る、寺尾紗穂の主題歌『あの日』も必聴である。
佐世保市在住の中学2年生のリッちゃんは、両親の離婚で、2学期から東京への転校が決まっている。夏休みの間に、恋する国語教師の健ちゃんを追って黒島にやってきたリッちゃん。
迫害された潜伏キリシタンが逃げた黒島で、死んでもいいと思うほど愛する健ちゃんとの淡い恋は実るのか……。
(2019年、日本、上映時間:30分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:大森 歩
出演:武イリヤ、笈川健太、大國千緒奈、藤原隆介
配給
アルミード
アップリンク吉祥寺、名演小劇場にて公開中 ほか全国順次公開
■ オフィシャル・サイト: haru-natsu-movie.jp/natsu (外部サイト)
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