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トップページ > 作品紹介 『明日に向かって笑え!』

2021-08-02 更新


明日に向かって笑え!asuniwarae
©2019 CAPITAL INTELECTUAL S.A./KENYA FILMS/MOD Pictures S.L.

イントロダクション

 第82回アカデミー賞®外国語映画賞を受賞したスペイン=アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』(09)の脚本家エドゥアルド・サチェリ×主演リカルド・ダリンの名タッグで贈るヒューマン・ドラマ『明日に向かって笑え!』。2001年のアルゼンチン金融危機<債務不履行(デフォルト)>を背景に、現実の鬱憤を晴らす痛快な物語が観客の心をつかみ、2019年アルゼンチン映画国内動員№1という大ヒットを記録! スペインのアカデミー賞と称されるゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞をはじめ数多くの映画賞にも輝いている。

 舞台は、ブエノスアイレスから離れた寂れた小さな田舎町。主人公は元サッカー選手という栄光も今は昔、ガソリンスタンド店主として質素に暮らす愛妻家フェルミン。今はもう列車も停まらない駅の駅長やタイヤ修理業を営む飄々とした隣人たちにもまた、ほろ苦い人生がある。互いを良く知る者同士のゆったりとした繋がりは、どん底の時にこそ温かい。

 金融危機に乗じて夢と財産を騙し取られ、最も大切なものまで失って……。でも失わなかったのは“やられっ放し”ではいられない気概と情熱、希望の光。そしてあるきっかけから、ついにフェルミンたちの密かな企みが動き出す。それは奪われたものを取り戻すためのリベンジ作戦。思いもよらない発想から生まれた無謀としか言えぬこの作戦、果たして大逆転の未来に繋がるか!?

 キャストは、アルゼンチンを中心に活躍する実力派揃い。フェルミン役を、ゴヤ賞をはじめ多くの受賞経験を持つアルゼンチンの至宝リカルド・ダリン(『瞳の奥の秘密』(09)、『誰もがそれを知っている』(18))。息子ロドリゴ役にリカルドの息子チノ・ダリン(『永遠に僕のもの』(18))。妻リディア役をベロニカ・ジナス(本作でアルゼンチン・アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞)。ほかにリタ・コルテセ(『人生スイッチ』(14))など。人生を知る者同士の味わい深いドラマと、彼らの我慢が爆発した末の痛快な作戦を体現し、笑いと涙で魅了する。


asuniwarae

ストーリー

 2001年、アルゼンチン。隣人たちとの温かな繋がりが残る寂れた小さな田舎町。

 放置されていた農業施設を共同で復活させるために貯金を出し合う住民たち。

 だが現金を銀行に預けた翌日、金融危機で預金は凍結。

 しかもなんと、この状況を悪用した銀行と弁護士に騙し取られて無一文となり、絶望のどん底へ。

 だが嘆いていたって始まらない! 盗まれた財産を奪還して暮らしと夢を勝ち獲るべく、人生を地道に歩んできた庶民軍団の奇想天外なリベンジ作戦が始まった!


asuniwarae

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(2019年、アルゼンチン、上映時間:116分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:セバスティアン・ボレンステイン
原作・脚本:エドゥアルド・サチェリ
後援:アルゼンチン共和国大使館
協力:インスティトゥト・セルバンテス東京
出演:リカルド・ダリン、ルイス・ブランドーニ、チノ・ダリン、ベロニカ・ジナスほか

配給
ギャガ
8月6日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国順次公開

■ オフィシャル・サイトgaga.ne.jp/asuniwarae (外部サイト)


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