2021-03-22 更新
大阪のドヤ街と呼ばれる西成(にしなり)に住む、日雇い労働者・土師悟朗。腕っぷしが強くて皆から頼られる反面、殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」という異名を持っていた。断片的に記憶を失った彼だが、元政府諜報機関の工作員だったこと、妻と娘がいたことなど記憶を少しずつ取り戻していく。ある時、家族の現状を知ったゴローは、固く決意する。「心臓移植が必要な難病を患う一人娘のために、どんなことをしてでも四億円を稼いでみせる」ということを――。
本作は、現代社会に巣食う闇の世界や人間の情の力を根底に、大金を稼ごうと必死に抗う一人の男の生き様が描かれる。同時に、登場人物たちの所持金や貯蓄額からその人物の生活や経済観念が分かる構成になっており、リアルな人間模様を味わうことのできるマネー・クライム・エンタテインメントが新たに誕生する。
主人公のゴローを監督の上西雄大本人が演じ、主要キャストには多彩な俳優陣が揃う。
ゴローの最大の敵となるフィクサーに奥田瑛二、政府諜報機関時代のゴローの元同僚に津田寛治、ゴローの元妻に山崎真実、ほか松原智恵子、笹野高史、加藤雅也、木下ほうか、波岡一喜、『ひとくず』で色濃く印象を残した徳竹未夏、古川 藍等が出演。そして、後編のキーマンとなる韓国巨大マフィアの会長を石橋蓮司が演じる。
『西成ゴローの四億円』【前編】
大阪・西成に住む、日雇い労働者・土師悟朗。腕っぷしが強くて皆から頼られる反面、殺人罪で服役していた過去から「人殺しのゴロー」という異名を持っていた。断片的に記憶を失った彼だが、元政府諜報機関の工作員だったこと、妻と娘がいたことなど記憶を少しずつ取り戻していく。ある時、家族の現状を知ったゴローは、固く決意する。
「心臓移植が必要な難病を患う一人娘のために、どんなことをしてでも四億円を稼いでみせる」ということを――。
『西成ゴローの四億円 ‒死闘篇-』【後編】
記憶が少しずつ回復するなか、世の中に新型ウイルスが蔓延する。西成の仲間たちもウイルスに感染し、倒れていった。このウイルスを故意に国外から持ち込んだのがゴローだとニュースが流れる。このウイルスを故意に国外から持ち込んだのがゴローだとニュースが流れる。それは、表向きは信仰団体を装いつつ闇社会に生きる、秘密結社テンキングスと手を結び、影で糸を引き流した元政府諜報機関の工作員によるデマ報道だった。
そんな中、元妻と娘に魔の手が伸びていることを知ったゴローは……。
(2021年、日本、上映時間:【前編】G 104分、【後編】PG-12 124分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本・プロデューサー:上西雄大
製作総指揮:奥山和由
企画・製作・制作:10ANTS
出演:上西雄大、津田寛治、山崎真実、徳竹未夏、古川 藍、笹野高史、木下ほうか、波岡一喜、加藤雅也(友情出演)、松原智恵子(友情出演)、石橋蓮司(特別出演)、奥田瑛二ほか
配給
吉本興業、チームオクヤマ、シネメディア
2022年1月29日(土)より 大阪先行上映 / 2月12日(土)より全国公開
■ オフィシャル・サイト: https://goro-movie.com/ (外部サイト)
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