2020-12-26 更新
窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生、西野亮廣、廣田裕介監督
ついに公開を迎えた『映画 えんとつ町のプペル』、12月25日(金)午前0時に実施された最速上映会は深夜の上映にも関わらず468人の観客が“プペル”一色の六本木に駆けつけ本作の公開を祝った。そして、同日夕方に行われた公開初日舞台挨拶には窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生、廣田裕介監督、製作総指揮・脚本・原作の西野亮廣ら豪華なメンバーが登壇! また当初、登壇予定だったルビッチの父親・ブルーノ役の立川志の輔からも「この素晴らしい作品に参加できた喜びは言うまでもありませんが、自分の役であるブルーノに出会えた幸せは、ルビッチがプペルに会えた喜びと同じくらいの興奮でした。ブルーノという素敵な父親と引き合わせてくれた、名クリエイター西野さんに心から感謝します。忘れられない貴重なアフレコの時間をありがとう」と温かいメッセージが贈られると会場は温かい拍手で包まれた。
西野は「『西野君は僕の方が先輩だから遠慮するかもしれないけど、遠慮するならこの仕事は受けれない』」と志の輔師匠から言われましたし、「ダメ出しはしっかりしてくれ」とも言われましたね。
既に映画を観た人たちからは「前向きな気持ちになった」、「新しいことにチャレンジしたくなった」とえんとつ町を舞台にルビッチとプペルの大冒険が日本中の人々に勇気を与えている声が届いており、ルビッチとプペルに命を吹き込んだ窪田は「西野さんとお話しをして、わくわくしました。この映画は何回でも観られる作品です。あと愛菜ちゃんが素晴らしくて、本当に頭が上がらないです」と相棒のルビッチを演じた芦田を絶賛。
周囲の反響を芦田は「祖父母や周りの人たちも観に行くよと言ってくれました。ルビッチとプペルの友情や、二人の関係が素敵なので、私も友達についてそういう関係でありたいと考えましたね。この映画を観た方全員が何かを感じることができるような作品です」とコメントし、続けて相棒のプペル役を演じた窪田に対し「窪田さんと一緒にアフレコした箇所には好きなシーンがたくさんあります。窪田さんと一緒にやったおかげで、私も役に入り込むことができて、うるうるしちゃいました」と窪田とのアフレコを笑顔で振り返った。
ルビッチの母親・ローラ役を演じた小池は本作の声優を務めたことについて「『思った以上に肝っ玉母ちゃんっぽくやってほしい』と西野さんから演出を受けたんですけど、芝居の演出を受けたいくらい本当におっしゃることが的確なんです」と西野の演出を称えた。作品を見た感想を「涙も流れました。でも悔しさもありましたね。ルビッチとプペルの二人を見ていると、私はいつから夢を語らなくなったのかって思いました。大人になってから自分で限界を作っていたなって思いました」と述懐した。西野も「ローラが覚悟を決めるシーンのアフレコ時に小池さんのアフレコを聞いていたスタジオにいるみんな泣いてしまいました。小池さんならこう言うだろうなっていう台詞を書いたんですけど、本当に素晴らしいです」とアフレコ時のエピソードを明かした。
また、本作で声優初挑戦となったグローバルボーイズグループJO1の大平は「初めてのことだったので、難しかったですけど、西野さんが助けてくださりました。完成した後は達成感とほっとした気持ちになって、映画を観てめちゃくちゃ泣きました」と声優初挑戦を振り返った。その大平には西野も「彼はすごい練習してきてくれた。アフレコ中、一回止めてブースに入って結構厳しめに演出をしましたね。へそを曲げないで、どんなリクエストをしても誠実に向き合ってくれて最高でした」と話すと、廣田監督も「僕たちの注文にガンガン応えようとしてくれる根性のある方です。デニスというキャラクターのイメージにがっちり答えてくれたました」と称賛。
窪田も西野との制作時のエピソードを聞かれると「西野さんとはいろいろお話ししましたね。僕の演じたプペルはルビッチの影響を受けて出来上がりましたね」と振り返ると、西野は「ゴミ人間って正解がないので、窪田さんが正解を出してくれた。しかもアニメなのに結構アドリブを入れてくれているんですよ(笑)。ゴミ人間にカメラが向いていないところで、窪田さんが声を入れてくれていて、本編にも結構採用しています」と裏話を披露。
そして、ルビッチとプペルが星を見るという“夢”を持ち冒険に出る物語にちなみ、【2021年にチャレンジしたいこと】を発表することに。最初に廣田監督は「Twitterです(笑)。本当に今更なんですけど、今までやったことがなくて……。でも西野さんが映画の宣伝活動をしてくれているので、僕も出来ることがあったらやりたいなと思って昨日始めました(笑)。来年はTwitter頑張ります」とSNSを始めたことを発表。すると西野も「Youtuberです。流行っているみたいなので、ニシサックです(笑)。映画が終わったらジャージ着て頑張ります。来年はYoutuber一本で頑張ります! 2021年1月1日からニシサックとして頑張ります」とYoutuber宣言をすると会場からは大きな拍手が巻き起こりました。次に大平が「“わさびを食べられるようになりたいです”。お寿司が大好きなのに、わさびが食べられなくて……(笑)。20歳になったので大人の味を楽しめるように挑戦します!」と発表。
小池は「体力作りです(笑)。自粛期間中に体力が落ちてしまっていて、撮影で思ったよりもついていけなくて。気持ちはいつまでも若いけど、年齢と共に頑張らないと!と思いました。やるやる詐欺をしてきたので、皆さんの前で発表したので頑張ろうと思います」とお客さんを前に宣言。また、芦田は「ラジオ番組でハガキを読んでもらいたいです。最近ラジオにハマっていて、ラジオネーム読まれるのが羨ましくて良いなって思っていました」と2021年はラジオでハガキを読んでもらうことに挑戦することを明かした。最後に窪田は「キャンプ! 周りの共演者の方とかにもキャンパーが増えていて。以前共演した音尾琢真さんとキャンプの話で盛り上がってYoutubeとかでも見ていたのでやりたいと思いましたね。サバイバルに強くなって、綺麗な星を見ちゃったり、温かいお茶とか飲んだりしたいですね」とサバイバル宣言をして、会場と舞台上を盛り上げた。
最後に芦田は「ルビッチの『星があるかどうかなんて』の台詞がすごく心に響きました。出来ないって決めるのも自分だけど、挑戦するのも自分だということに一歩を踏み出す勇気をもらいました。作品を観てくださった皆さんにもそう感じて欲しいです。たくさんのメッセージが詰まっていて、どんな世代の心にも届く作品になっています」と日本中へとメッセージを送り、窪田は「2020年は予期せぬ状況となりました。プペルの中で煙が覆っているように思考がネガティブになったり、人との距離ができたり。信じる力って本当にすごいと思う。皆さんが思うこと、信じたいことって絶対いつか実ると思います。背中を押してくれるこの作品は2020年の集大成として相応しい作品だと思います。たくさんの方に届いてくれれば嬉しいです」と願いを込めてコメント。西野は「朝から感想をタイムラインで見ていて、全国の各劇場で拍手が起こっているそうで、こういうことってあんまり無いな思っていて、作り手としてはそれを見て作品が届いたと気づけました。この映画はお客さんみんなで完成させてくれると嬉しいです」と構想から8年をかけて生み出した作品への思いを力強く語り、大きな拍手の中イベントの幕は閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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