2020-06-12 更新
「冷戦期最大の謎のひとつ」(米ワシントン・ポスト紙)とされる、1961年国連チャーター機墜落事故の真相に迫る衝撃の問題作『誰がハマーショルドを殺したか』が、7月18日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開することが決定した。
本作は、今もなお暗殺説が囁かれる第2代国連事務総長ダグ・ハマーショルド謎の事故死にデンマーク人ジャーナリストで監督のマッツ・ブリュガーが迫ったドキュメンタリー。
マッツ・ブリュガー監督は、暗殺説がありながらも詳しい調査が行われず、未解決だったハマーショルド事故死の真相を追うヨーラン・ビョークダールの調査に参加する形で撮影を開始。調査の中で暗殺を仄めかす資料の存在が明らかになるも、当時の関係者たちは皆、口をつぐみ、追跡取材が行き詰まりをみせる……。そんな時、彼らはハマーショルド暗殺事件にとどまらない、秘密の組織による世界史を覆すような驚愕の“ある絶滅計画”に遭遇する――。
この度解禁となる予告編は、1961年9月、チャーター機墜落事故により国連事務総長ダグ・ハマーショルドが事故死したことを伝える、当時のモノクロ映像から始まる。その後、映像は現代に切り替わり「この事件を突き止めたい」と語る、本作の監督マッツ・ブリュガーが登場。彼は即座に真相解明へ乗り出すも、あと一歩のところで難航、調査中止の危機に。しかしその時、彼のもとに飛び込んできた1つの情報の影響で、いつしかブリュガー監督は謎の組織“サイマー”の調査に没頭していく……。予告映像の後半には“サイマー”を調査する上で出てきた「未公開情報」「極秘文書」「傭兵組織」「南アフリカ海洋研究所」「秘密結社」「ウイルス兵器」「アパルトヘイト」「白い服」といった怪しげなワードの数々が画面いっぱいに映し出される。“サイマー”とは何なのか。“サイマー”とハマーショルド事故死の謎の関係は? ドキュメンタリー作品でありながら、思いもよらぬ方向へと話が進むミステリー映画のような予告編となっている。
実際、1本の映画が歴史的な新事実を発表するということは珍しく、ワシントン・ポスト紙やニューヨーク・タイムズ紙でも評価を得るだけでなく、2019年映画祭での上映時には日本でも読売新聞ほか、いくつかの新聞で「新証言により長年のハマーショルド事件の謎が解明した」というニュースが流れた。北朝鮮で撮影した『ザ・レッド・チャペル』(09)で第26回サンダンス映画祭審査員賞を受賞、その後も、アフリカの政治汚職に切り込んだ『アンバサダー』(11)と、常に潜入捜査で政治的秘密を暴いてきた監督マッツ・ブリュガー渾身の取材ルポをまとめた衝撃の陰謀ドキュメンタリー『誰がハマーショルドを殺したか』は7月18日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
(オフィシャル素材提供)
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