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トップページ > 作品紹介 ソン・ランの響き

2020-02-23 更新

英題:Song Lang
ソン・ランの響きsonglang
© 2019 STUDIO68

イントロダクション

 ベトナムの伝統芸能・カイルオンを主題に、孤独なふたりの刹那的な出会いを描き、世界中の映画祭で話題を呼んだ本作が待望の劇場公開を果たす。

ユン役のリエン・ビン・ファットは本作がデビュー作ながら粗暴な中に繊細さを隠し持つ孤独な男を演じきり、見事第31回東京国際映画祭にてジェムストーン賞(新人俳優賞)を受賞。

 リン・フン役のアイザックは、元ベトナムのアイドルグループ365dabandのメンバー。本作では伝統歌劇の花形役者を艶やかな歌と踊りで見事に演じ、その中性的な魅力を余すところなく発揮している。

 監督のレオン・レは少年期に家族とともに米国に渡りその後ベトナムへ帰国。本作で長編監督デビューを果たし、ベトナム映画協会最優秀作品賞、サンディエゴ・アジアン映画祭観客賞をはじめ、国内外で37もの賞を受賞した。

 また、ハリウッドで女優として成功する傍ら、起業家としても活躍するゴ・タイン・バンがプロデューサーを務めている。


songlang

ストーリー

 80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)。借金の取り立て屋ユンは、ベトナムの伝統歌舞劇<カイルオン>の花形役者リン・フンと運命的な出会いを果たす。

 初めは反発し合っていたふたりだったが、停電の夜にリン・フンがユンの家に泊まったことをきっかけに心を通わせていく。実はユンはかつて<カイルオン>には欠かせない民族楽器<ソン・ラン>の奏者を志したことがあり、楽器を大切に持っていたのだった。

 粗野なユンと一途な役者リン・フン。一見対照的だが共に悲しい過去を持つ二人は、孤独を埋めるように響き合い、結ばれる。やがてこれまで感じたことの無い気持ちを抱き始めた二人は、翌日の再会を約束し別れる。

 しかし、ユンが過去に犯したある出来事をきっかけに、ふたりの物語は悲劇的な結末へと突き進んでいく――。


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(2018年、日本、上映時間:102分)

キャスト&スタッフ

監督:レオン・レ
プロデューサー:ゴ・タイン・バン
出演:リエン・ビン・ファット、アイザック、スアン・ヒエップほか

配給
ムービー・アクト・プロジェクト
新宿K's cinemaほか全国順次公開中

■ オフィシャル・サイトpan-dora.co.jp/songlang/ (外部サイト)


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