2019-11-21 更新
大人による管理教育に反抗した中学生の主人公たちが廃工場に立てこもり、爽快な逆襲劇を繰り広げる――。『ぼくらの七日間戦争』は、1985年に宗田 理により書き下ろされると、当時の中高生を中心に熱狂を生み、またたくまにベストセラーとなった。88年に公開された実写映画は、当時14歳の宮沢りえが初主演にして女優デビューを飾ったことや、TM NETWORKによる主題歌「SEVEN DAYS WAR」のセンセーショナルなメロディーが話題を呼び、累計発行部数2000万部を超える小説と共に青春エンターテインメントの金字塔として世代を超えて愛されてきた。
2019年冬――。この“ぼくら”シリーズが、舞台を2020年の北海道へと移し、初のアニメーション映画として生まれ変わる。
本作の主演声優を務めるのは、初主演映画『君の膵臓をたべたい』以来、数々の賞に輝き、俳優として目覚ましい躍進を見せる一方で、アニメ好きを公言してきた北村匠海。気は弱いが、豊富な知識で大人に立ち向かう主人公・鈴原 守を演じる。そして、守が想いを寄せる千代野綾役には、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインとして人気を博し、映画での好演も高い評価を得る芳根京子が選ばれた。他にも、主人公の仲間たちには、アニメーション界の今を支える実力派声優が名を連ねた。
そんな本作の監督は『ドリフェス!』など話題作を手がけてきた村野佑太が、脚本は『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『DEVILMAN crybaby』など、少年少女のダイナミックなドラマを描いてきた大河内一楼が務める。新鋭の監督と実績のあるストーリーテラーが、令和に生きる全ての“ぼくら”へ贈る、新しい“7日間”の戦いが始まる!
いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原 守。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。
「青春時代は、人生の解放区よ」。
平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。
片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。
「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。
やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。
「逃げましょう……っ!」。
(2019年、日本)
キャスト&スタッフ
原作:宗田 理「ぼくらの七日間戦争」(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水 洋
制作:亜細亜堂
声の出演:北村匠海、芳根京子、鈴木達央ほか
配給
ギャガ KADOKAWA
2019年12月13日(金)より全国ロードショー
■ オフィシャル・サイト: http://7dayswar.jp/ (外部サイト)
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