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2019-11-06 更新
現代日本に大きな衝撃を与え大ヒットを記録した、権力とメディアの“たった今”を描いた衝撃の問題作『新聞記者』のプロデューサーが、私たちが生きる“今”と“メディアの正体”に警鐘を鳴らす、新感覚ドキュメンタリー『i-新聞記者ドキュメント-』が11月15日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開となる。
この度、第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門作品賞を受賞した。2回のワールドプレミアには、映画ファン、内外のジャーナリストが詰めかけ、本作の期待度と注目度が伺えた。11月1日に森 達也監督、河村光雄プロデューサー、4日には、森 達也監督、望月衣塑子が登壇し、観客とのQ&Aに答えた。森達也監督の受賞コメントが届いた。
森 達也監督「今年は、ドキュメンタリーがおもしろい。様々な問題に対して、日本のメディアが閉塞状態になっている中で、映画のドキュメンタリーが新たな領域を見せてくれているように思う。今、空気というか、目に見えないモノが日本を支配しているが、そんな中で、この映画を評価してくれた東京国際映画祭に感謝したい。多分この映画を紹介したプログラミングディレクターの皆さんの将来は危ないんじゃないかと思う(会場笑)」。
河村プロデューサー「表現の自由が侵されていると感じることが多い現代の日本で、問題提起が映画の役割だと思ってこの映画を作った。海外の方が“日本のことがよく分からない”と言っている背景には政治的な話題がタブー視されていることも原因があると思う。日本のリアルを捉えたこの映画を世界に発信していきたい」。
望月衣塑子「望月自身を撮って、今のメディアや社会の状況を描きたいというお話を聞いた時、すごい時代になっていまったなあと思いました。私みたいな記者は海外では当たり前なんですけど、私のような存在が浮いてしまって見えるという今の日本のメディアや社会全体の閉塞な状況を海外の人にも知るきっかけになったんじゃないかなと思っています。単に政治の責任でなく、この映画を観た人が、自分の中に問いかけるきっかけになって少しずつ社会が変わるような状況になるといいなと思います。」。
(オフィシャル素材提供)
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