2020-08-15 更新
巨匠プロデューサーとして知られ、時代を創った男“角川春樹”が、生涯最後のメガホンをとり制作した『みをつくし料理帖』が、2020年7月25日から8月2日の会期で開催された第23回上海国際映画祭の「GALA部門」に公式出品された!
本映画祭は、国際的なハブ港湾としても重要な役割を果たしている上海で開催されている映画祭で、1993年からの長い歴史を持っている。「GALA部門」とは毎年10日間の会期中に国内外の約500作品が上映されるが、その中のわずか数作品だけがこの部門で上映されるという名誉ある部門。『みをつくし料理帖』が時代劇であり、また日本独特の食の文化を軸に描いた物語であることから世界での反応が注目されていたが、上海国際映画祭での予想をはるかに上回る評判を受け、角川春樹監督からコメントが届いた。
【角川春樹監督 コメント】
これまで本当の日本文化をきちんと伝えている日本映画がなかったように思う。
『みをつくし料理帖』は、時代考証について細部に渡り拘りを持って作った。
それが原作者・髙田 郁の物語への拘りでもあり、私が『みをつくし料理帖』に関わるうえでの拘りでもあった。
そして時代考証だけでなく、季節や江戸の風情を目で感じ、耳で感じることができるよう、美術、照明、小道具、更には効果音まで拘っている。その拘りが、作品に奥行き感を生み出したと思っている。
この度の上海国際映画祭で海外の方々に初めて観ていただき、この映画を通して日本文化を感じ、感動いただけたことはこの上もなく嬉しく思うと同時に、少し戸惑いも感じています。でも『みをつくし料理帖』でメガホンをとると決めたときから、日本人はもとより、世界の人々に映画を観る喜びと感動を与えることができ、世界中で愛される映画になるようにと願ってきたので、その思いが海外の人たちに通じたことは、やはり嬉しく思う。
更に、本映画祭での高評価を受け、中国だけでなく、韓国、台湾などのアジア諸国からの上映オファーが相次いでいる。日本からアジアへ、更に世界中へ!!――日本人が“身を尽くした”映画『みをつくし料理帖』。日本人の根底にある世界に誇れる日本人魂を温かく、優しく描いた日本映画が、世界中を駆け巡る日も近い。そして、本作には巨匠・角川春樹の「観客が見たいと思うものを見せる」というコンセプトが随所にちりばめられており、来場者の感動のコメントの数々によって、そのコンセプトがしっかりと世界の人々の心に根付いたということが証明されたと言えるだろう。
【来場者コメント 抜粋】
■ 料理のシーンが素晴らしかった他、友情と絆は、人生において最も大切な宝物だと改めて実感しました。
■ 「雲外蒼天」「旭日昇天」! 二人の友情は最高です。涙が止まりませんでした。映画に出てきた料理、全て食べたくなりました。
■ 王道の日本映画で、今の時代に必要だと感じました。松本穂香さんの演技がとても上手! 江戸時代の匂いが満載! 手嶌 葵さんの主題歌はいつもながら最高でした!
■ 大好きな映画です! 映画を観終わってすぐ何かを食べたくなりました!
■ 和の雰囲気が最高で、撮影も綺麗です。あの時代にタイムスリップしたいなぁ! 日本料理をすぐ食べたくなりました!
■ 友情、約束、努力、愛! 最高の言葉をこの映画に送りたい! 大満足です。
■ 和食がなぜ世界の頂点に立てるのか、この映画を観たら分かります。
■ 王道な作りで安定感があります。
■ 笑いもあり、涙もあり、そして料理も! 大好きな一本です。
■ 泣き崩れました! 本当に感動で、こんなに幸せを感じたのはいつ以来だろう。
■ 料理の映画ですが、友情や家族愛などが丁寧に描かれて、日本映画はやはり凄いです!
■ 手嶌 葵さんのエンディング曲が素晴らしいです! この映画にピッタリです! ありがとうございます。
(オフィシャル素材提供)
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