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2019-07-02 更新
加藤 諒、小林顕作監督、魔夜峰央(原作者)
1978年の連載開始から40年以上も愛され続け、シリーズ累計発行部数が2500万部を超える魔夜峰央原作の超人気作品「パタリロ!」。 2016年の2.5次元ミュージカル化に続き、その圧倒的な世界観と面白さが映画館のスクリーンで繰り広げられる! 舞台のアナログ感と、映像化ならではVFX(何と白組が担当!)が融合し、“見たことはあるけど、観たことのない”パタリロ!ワールドが全開。「翔んで埼玉」の大ヒットで魔夜峰央ブームが再来している中、今度は劇場版『パタリロ!』が新たなセンセーションを巻き起こす。
本作は6月28日(金)に初日を迎えた。この度、主演のパタリロを演じ、「この役をやるために生まれてきた」とまで言われた加藤 諒をはじめ、舞台「パタリロ!」シリーズから本作まで全てを手掛けている小林顕作監督。さらに原作者であり、本作にも出演する魔夜峰央、そして、タマネギ部隊も結集、公開初日舞台挨拶を実施した。
約400人の観客が本作を鑑賞した余韻もつかの間、会場に挿入歌「ダンシングナマハゲボーイ」のBGMが鳴り響く。最初に姿を現したのは、イベントの進行役を務める小林顕作監督。小林監督は「映画が終わった後、いや……映画の途中でも帰らずに残ってくださってホントにありがとうございます! 今回司会を務めさせていただく……監督のぉぉぉ!小林顕作でございます! よろしくお願いいたします」とスタートから小ボケの応酬が! 次に、「ビバ昭和!ビバ花とゆめ!」のBGMとともに本作の主演パタリロを演じた、加藤 諒と原作者の魔夜峰央が登壇。加藤は「初日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。今日という日をずっと待っていましたので、初日を迎えられてとっても嬉しく思います」と待ち望んでいた公開への喜びを語った。魔夜は「ミーちゃんです」と一言。これぞ、ミーちゃん! 三人の挨拶が終わり、拍手が起こりさらにヒートアップする観客。「基本的に舞台や映画に関しては私に責任はないと思っていますので、何かありましたら張本人たちにどうぞ」と早くも魔夜節炸裂で会場からは笑いが。
小林監督が「『パタリロ!』舞台版を観ている人は?」と急遽アンケートをとると、劇場の多くは舞台を鑑賞した観客。そんな中、映画で初めて「パタリロ!」を知ったという観客もいたため、「パタリロ!」の世界観についてこられたか心配そうな小林監督。「パタリロ!」の原作、そして、舞台のアナログ感と、映像化ならではアクションとVFX感が融合している本作。小林監督は「分かりやすいものではないし、感じ方は観た方に任せます! 決して褒められるようなものじゃないし、どんどん貶したっていいよ(笑)。ただ、スローガンとして掲げていたのは、ひとつでも嫌なこと忘れて、こんなバカな人たちもいるんだなと思って、また明日への活力になったらいいなと思って作りました」と本音を吐露。「魔夜先生もそう思って漫画描いたんでしょ(笑)?」と続けると、「そうです」と納得の魔夜先生。「いろんな小ネタがあるので、一度観ただけじゃ分からないことが多いと思います。2回3回観てこんな仕掛けがあったのかと……ホントは仕掛けたわけじゃなくて、偶々うまくいっただけなんだろうけども(笑)」と“見たことはあるけど、観たことはのない”クセになる劇場版の魅力をPR。小林監督は「そうですね~(笑)」とニヤケながら「いろんな仕掛けというか……やりたいこと、ここやったら面白いなぁなんて思って、とにかく全部入れちゃった(笑)」と本音を漏らす場面も。
今回セットを組んでの撮影で、舞台でも使ったレーザービームを入れることになったことについて話が及ぶと、役者が躍ってるところにレーザービームが入るとすっごくカッコよくて狂気乱舞していた小林監督は「これはすげぇ映画になるぞってゲラゲラして笑いました(笑)」と言うと、加藤は「その日、僕たち振り付け確認して待っていたんですけど、一向に始まらないなぁと思っていたら、『カメラ壊れました……』って聞いて驚いたんです(笑)」と当時の様子を語る。小林監督曰く、なんと!その日あった2台のカメラは本番で焚いたスモークでレーザービームが乱反射してカメラにヒット! カメラがビューン……。ブラックアウトしてしまったそう。「まぁ、カメラくらい壊さないと歴史は塗り替えられませんよ」と自慢げに語る小林監督だが、「保険入っていてよかったぁ」と内心気が気ではなかったそう。
今回、「パタリロ!」の原作101巻を記念して魔夜先生に101本のバラを贈呈することになっていたが、バイトルで選ばれたタマネギ部隊の衣装を身にまとった青年が花束を手に登場。タマネギ部隊の代名詞セリフともいえる甲高い声で「タマタマ~」も見事に披露してみせた。
加藤から魔夜に101本のバラ贈呈する前に、バラを持った加藤は「101本のバラ、結構重いですよ(笑)」と言うと、魔夜は「腕が疲れちゃう(笑)」と大事な右手をかばおうとする一幕も。「左手で持てばいいじゃない(笑)」と横やりを入れる小林監督。そして、小林監督オリジナルのバースデーソングとともに「ミーちゃん先生おめでとう!」という観客の声も。バラを受けとった魔夜は今の気持ちを聞かれると「100巻は通過点であり、100歳まで書き続ける気持ちでいる」とこれからの夢を語った。
最後は、タマネギ帽子を身にまとった観客約400名とともに、歓喜のクックロビン音頭を踊ることに。約400人の手拍子と掛け声が一体となり大いに盛り上がった。最後に魔夜は「この映画は私自身『翔んで埼玉』の半分くらいいくと思っています。よろしくお願いします」と自信満々に語る。加藤は「初日を迎えらえたことはホントに嬉しいです。でも、もっと貪欲にしていきたい」と言うと、「そのまんまじゃない」とツッコミを入れる魔夜。それに対して、「じゃーおれはパタリロ!でミュージックステーションに出ることだな! タモリさんに加藤 諒くんでぇ~すって言ってもら(笑)」と目標を語り、“フツーじゃない”本イベントを締めくくった。
(オフィシャル素材提供)
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