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作品紹介

トップページ > 作品紹介 サマーフィーリング

2019-06-14 更新

原題:Ce sentiment de l'été
サマーフィーリングsummerfeeling
© Nord-Ouest Films - Arte France Cinéma - Katuh Studio - Rhône-Alpes Cinéma

イントロダクション

 東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督長編第2作品。

 「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアース監督は、それぞれの街を舞台に優しい眼差しで、哀しみを受け止める人々の繊細な心情描写を描く。

 撮影は、『わたしたちの宣戦布告』、『アマンダと僕』のセバスティアン・ブシュマン。夏の木漏れ日、青々とした木々の葉、行き交う人々の表情、瑞々しい夏の世界を16mmフィルムの荒い粒子越しに切り撮る。何より、湖で泳ぐ人、芝生に寝転がる観光客、フランスの避暑地アヌシー湖のシーンは、涙が出る程美しい。

 微妙な表情の変化で魅せるローレンスを演じるのは、『リプライズ』『オスロ、8月31日』などのヨアキム・トリアー監督作品で頭角を表したノルウェーのアンデルシュ・ダニエルセン・リー。ゾエには、ステファヌ・ブリゼ監督『女の一生』のジュディット・シュムラ。無造作な黒髮が印象的で、ジュリエット・ビノシュにも通じる憂いさ持つ。ゾエの母親役には、エリック・ロメール監督『緑の光線』のマリー・リヴェール。

 音楽は、ノスタルジー漂う旋律を奏でるタヒチ・ボーイ。挿入歌には、ピクシーズ、ラーズ、アンダートーンズ、ニック・ギャラリー、ベン・ワットなど、類いまれな選曲センスで夏の感じを、時に切なく、時にハッピーに彩る。細野晴臣のカバーで話題のマルク・デマルコのライヴシーンも必見。


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ストーリー

 夏真っ盛りのある日。30歳のサシャは突然この世を去る。

 彼女の死は、ある二人の見知らぬ者同士を出逢わせる。サシャの恋人ロレンスとサシャの妹ゾエ。。

 突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。三度の夏、三つの都市。

 愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者たちは少しずつ人生の光を取り戻していく――。


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(2015年、フランス・ドイツ合作、上映時間:106分)

キャスト&スタッフ

監督:ミカエル・アース
脚本:ミカエル・アース、マリエット・デゼール
撮影:セバスティアン・ブシュマン
音楽:タヒチ・ボーイ
出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ジュディット・シュムラ、マリー・リヴィエール、フェオドール・アトキーヌ、マック・デマルコ、ドゥニア・シショフ、ステファニー・デールほか

配給
ブロードウェイ
7月6日(土)より、シアターイメージフォーラムほか全国順次ロードショー

オフィシャル・サイト
summerfeeling.net-broadway.com (外部サイト)



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