このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2019-01-24 更新
ヒュー・ジャックマン
3年連続で来日を果たした俳優のヒュー・ジャックマンが都内にて行われた映画『フロントランナー』のファンイベントに出席した。ヒューは「家族と一緒に来ています。日本は本当に美しい国で、大好きな国です」と満面の笑み。
本作は1988年の米国大統領選挙で最有力候補(フロントランナー)といわれていた実在の政治家ゲイリー・ハートが、ある報道スキャンダルによって失脚してしまう姿が描かれる。
満員の会場に現れたヒューは、笑顔で手を振りながらファンとの触れ合いを楽しむ。「スペシャル・ファンスクリーニング」と銘打ったイベントに招待された幸運なファンは、生・ヒューの登場に黄色い声援を上げ大喜び。
大歓声の中、ステージに立ったヒューは「『フロントランナー』は『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』『ウルヴァリン』シリーズとはずいぶん違ったテイストの映画なんだ。でも気に入ってもらえると思うよ。ある歴史の瞬間を描いた映画で、アメリカの政治をまったく知らなくても楽しめると思う」と観客に呼びかけた。
『グレイテスト・ショーマン』のP・T・バーナム役に続いて実在の人物・ゲイリー・ハート役を演じたヒューは、実際にハートに会い、インタビューしたことを明かし、「彼の自宅に泊めてもらって、いろいろな話を聞いたよ。彼は、『偉大なアメリカ大統領になれなかった男』なんだ」とハートの印象を語った。
当日は、ファンからの質問に答えるコーナーが設けられており、日本で印象に残っている場所について聞かれたヒューは、「ありすぎて選べないよ」と親日家の顔を覗かせる。そして、「12歳の息子と一緒に富士山に登ったことかな。一生忘れないスピリチャルな思い出だよ。素晴らしい朝日だった。感動していたんだけど、息子を見たらぐっすり眠り込んでいたんだ」と笑顔で述懐した。
また、もし大統領選挙に出たらどの部分をアピールし、大統領になったら何をしたい?という質問には「僕は、心が優しすぎるので(笑)、人に何かを求められたらすぐに聞いてしまうんだ。大統領には向かないと思う。頼まれると、いやと言えない性格なんだ」と苦笑しながら回答。「僕が大統領になったら、半年でその国は破綻すると思うけれど、でも、その半年間はすごく楽しいと思うよ」と語って会場に笑いを誘った。
会場のファンの中から5名に『フロントランナー』のポスターにサインしたものをヒューが直接プレゼント。丸められたポスターには紅いバラが添えられており、抽選に漏れたファンたちを羨ましがらせた。
親日家のヒューは、日本で自身の舞台をファンにお披露目したいと明言。生・ヒューの舞台が観られるなんて、夢のような話。ぜひ実現して欲しい。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
関連記事
・来日記者会見