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2019-10-10 更新
堀江貴文、新井英樹(原作)
バブル崩壊直前の日本で最も嫌われた伝説の漫画を、主演に池松壮亮、ヒロインに蒼井優を迎え、真利子哲也監督により映画化した『宮本から君へ』が9月27日(金)より全国公開となった。10月6日(日)に角川シネマ有楽町にて、原作者の新井英樹と実業家の堀江貴文によるトークイベントが開催された。
新井の原作は全て読了し、中でも「宮本から君へ」が好きと豪語する堀江は、開口一番、「1990年にモーニング(講談社)で連載をスタートした本作が30年を経た今なぜ映画化となったんですか?」と質問。新井は「映画の企画は何度もあったんですが、実現しなかった。ようやく動き出した時、映画化を前提にしたドラマ化がスタートしました。なんですが、そのドラマ放送後に映画化の話が一旦消滅して、そこから奇跡の復活をしたんです」と映画化までの道のりが容易くなかったと話す。連載当時から原作を読み、アマゾンやメルカリがない時代に、単行本を買い揃えるのがいかに大変だったかという経験を熱く語るほどの原作ファンである堀江は本作を鑑賞し、「奇跡のキャスティング!」と称賛をおくり、堀江は「蒼井 優が中野靖子を演じたことを考えると30年待った価値があった」と話す。新井は映画を観た際に、「蒼井さんの顔が、本当に中野靖子になっていて」と驚いたという。また本作では、ラガーマンが恐ろしくみえてしまうほど、壮絶な事件が起きる。ラグビーが題材になっていることから、「ラグビーワールドカップ開催中タイミングでの公開は、狙ってましたか?」という堀江から質問が飛ぶと、新井は「偶然だけど、タイミングはバッチリ」と笑う。漫画には、新井が高校時代ラグビー部だった経験も生かされている。
そして、堀江から原作当時いかに本作がセンセーショナルだったかという話題を振られると、本作の宮本と靖子に起きる衝撃の事件について、新井は、当時の編集長から、靖子が襲われる物語を描かないか、と提案され、その誘惑に負けたこと話す。「中野靖子、ごめん」と思いながらも、表現への挑戦として物語を描いているうちに、宮本が、どんなに頑張っても靖子を救うことができないと悟った。絶対に二人を別れさせたくない一心で物語を紡いだが、新井の心が救われることはなかった。だが、本作の撮影で、池松演じる宮本からのプロポーズのシーンで蒼井が「素で感動した」と発言したことで、新井は「25年間、ずっとごめん、中野靖子、と思っていた想いが、この蒼井さんの一言で救われた。この映画が完成したおかげ」と喜びをあらわにした。
最後に、堀江は「素晴らしい作品です。(最後の結末まで)全部知っている原作ファンが見てもハラハラして、感動する、むしろ知っていたほうが楽しめる映画だと思います。ぜひ周りに“宮本よかった”と広めてほしい」といい、新井も「(映画は)奇跡の出来になったと思います。ぜひ映画を広めてほしい」と力強くPRした。
(オフィシャル素材提供)
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