2018-11-02 更新
この度、モトーラ世理奈主演、今関あきよし監督、映画『恋恋豆花』が台湾・台北市でクランクイン、東京でクランクアップした。クランクイン時のモトーラ世理奈、大島葉子のコメントが届いた。
ベラルーシを舞台にした『カリーナの林檎~チェルノブイリの森』、ウクライナを舞台にした『クレヴァニ、愛のトンネル』、モスクワを舞台にした『LAIKA/ライカ』の東欧三部作に続き、今関監督最新作の舞台は「いま一番、日本人に愛されている海外の地」台湾。今関監督は、プライベートで台湾に何度も足を運んでいくうちに、台湾の食、人、街の空気感などに魅せられ、次回作は「ぜひここ、台湾で!」の想いを強くした。その結果、まだ誰も観たことのない、純度100%の今関映画が誕生しようとしている。
主演を務めるのは、本作のオーディションで2000人の中から選ばれたモトーラ世理奈。モデルとして一躍脚光を浴び、ファッション・アイコンとして各国のクリエーターから熱い視線を注がれている彼女が、複雑な内面を持つ主人公、奈央を演じる。台湾・台北市でクランクイン。奈央の父・博一の3度目の結婚相手の綾(大島葉子)と奈央(モトーラ世理奈)が滞在するホテル、台北の賑やかな夜市、映画のキーワードとなる台湾のスイーツ「豆花」の有名店「豆花荘」でのロケが行われた。台湾ロケ終了後、東京に移り、この度クランクアップを迎えた。台湾クランクイン直後のモトーラ世理奈、大島葉子のコメントが届いた。
台湾の旅を通じて、人と人の繋がりを描く『恋恋豆花』は、2019年公開予定。
◆【モトーラ世理奈のコメント】
2日めが終わったのですが、楽しいけれど、まだまだ緊張感でいっぱいです。今回の撮影では、ごはんやスイーツをとにかく1日中食べていて、蔥油餅とか愛玉子とか、もちろん豆花も。それがとっても美味しくて。なんだか食べもので台湾を実感している感じです(笑)。共演の大島さんは、カメラが回っていない時にも話しかけてくださって、私の緊張を解きほぐしてくれる、ホントのお母さんみたいな人。今関監督は、人手が足りない時には自分から率先して照明を持たれるような、チーム感を大事にされる方で、私もそのチームの一員になれたかと思うと、すごく嬉しいです。
◆【大島葉子のコメント】
台湾にはマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』の撮影で長く滞在していたし、旅行でも何度か来た、大好きな場所なので、再び、この土地で『恋恋豆花』の撮影ができることがとても嬉しいです。モトーラちゃんとの撮影は、最初はどうなるのかな……って思っていたんですけど、始まってみると、おとなしいけどとてもいい子で、楽しく撮影しています。空き時間にもおしゃべりしたり、しなかったり。お互いに気をつかわない関係というか、そういう空気感が、最初から、自然とできている気がします。今関監督の作品に出演するのは今回が初めてですが、監督は俳優の自由な演技を尊重されるので、そこがとてもやりやすいですね。『恋恋豆花』はドキュメンタリー風の撮影もあるので、今関監督ならではの、型にハマらない演出に応えるように頑張ります。
◆【今関あきよし監督のコメント】
何本も映画撮っていますけど、初日はいつも心配で緊張するんですよ。役者だけじゃなく、じつは監督も。今回、初日は雨が降ったり止んだりで。その不安定な天気をかいくぐって撮影をしたんですが、モトーラのいい表情や、大島のいいリアクションが撮れたんで、ほっとしました。「あぁ、これでこの映画は大丈夫だ」と。点数をつけるとしたら85点くらいかな。なかなかの高得点。ひとつだけモトーラに注文したのは、劇中、シニカルなモノローグがインサートされるシーンがあるんですが、その時はなるべく明るい感じで演じてほしいと。彼女は黙っているとアンニュイな感じなんで、あえて明るくしてもらって、ギャップを楽しめるような演出をしたいと思っています。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・京都国際映画祭プレミア上映
・台湾プレミア試写会