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舞台挨拶・イベント

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『二階堂家物語』
第43回香港国際映画祭プレミア上映舞台挨拶

2019-03-21 更新

加藤雅也、アイダ・パナハンデ監督

二階堂家物語nikaido-ke-monogatari 配給:HIGH BROW CINEMA
全国公開中
© 2018“二階堂家物語”LDH JAPAN, Emperor Film Production Company Limited, Nara International Film Festival

 なら国際映画祭の映画製作プロジェクトNARAtiveの作品として誕生した『二階堂家物語』が、アジア三大映画祭のひとつでもある香港国際映画祭のWORLD CINEMA:Global Vision枠にて3月19日(火)にプレミア上映され、主演の加藤雅也とアイダ・パナハンデ監督が舞台挨拶に登壇した。


 上映が終わると大きな拍手が起こった。そして加藤雅也、アイダ・パナハンデ監督らが登壇し、加藤が流暢な英語で『二階堂家物語』を香港で初めて鑑賞した観客に感謝の意を述べると会場から拍手が再び起こった。

 早速客席から質問を募ると、即座に手が上がり「イラン人のアイダ監督が、なぜ日本の伝統的な家の跡継ぎ問題の物語をつくったのか」と聞かれると、アイダ監督は「日本がどんな地域性をもち、どんな文化を持つ国であるか調べた。天理市でいろいろな人たちから話を聞く中で、“婿養子”や“跡継ぎ”という話が何度も出てきた。それがとても重要なものなのであると感じ、映画にすることにした」と日本の文化を調べ、町の人たちと触れ合う中で出会ったテーマであることを述べた。

続いて客席から「辰也は、跡継ぎを作るために、祖母から結婚を勧められていたが強く拒否をした。そして祖母が亡くなったとき、そのプレッシャーから解放されるはずであるのに、なぜ彼は問題から解放されなかったのか」と質問が上がると、加藤は「祖母が亡くなったということは、“二階堂家”の家長が変わるということ。同時に辰也は、祖母ハルが背負っていた責任を引き継ぐことになった。そして跡継ぎ息子がいない辰也は、一人娘に同じ苦労をさせないために、自分が結婚する道を選んだのだ」と我が子に責任を負わせまいとする、父親としての優しい決断であったことを語った。


nikaido-ke-monogatari

 そして会場スタッフから時間の指示が出される中、写真撮影の準備が滞っているカメラマンに、加藤が「急ごう、急ごう」と広東語で冗談めかして伝えると、場内から笑いが起こった。『新宿インシデント』、『恋戦。OKINAWA Rendez-vous』の出演時に広東語を覚えたというエピソードも披露し場内からさらに笑いが起こり、観客も満面の笑みで撮影が行われた。写真を撮り終えた後「スバラシイ演技、アリガトウゴザイマス」とある観客が日本語で感謝を述べて、加藤と握手を交わすなど、香港の映画ファンとの交流を深め、温かな雰囲気の中トークイベントは幕を閉じた。


nikaido-ke-monogatari


(オフィシャル素材提供)



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