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2018-09-10 更新
『At Eternity's Gate』(原題)が、現地時間9月8日19:00(日本時間:9月9日2:00)頃より行われた第75回ヴェネチア国際映画祭授賞式にて、主演のウィレム・デフォーが最優秀男優賞(Volpi Cup for Best Actor)を受賞した。
ヴェネチア国際映画祭は、その年の映画賞レースやアカデミー賞®の行方をうらなう前哨戦として位置づけられていることもあり、ここでの受賞者や受賞作には、映画関係者はもちろんのこと、世界の映画ファンからも非常に高い注目が集まる。
『At Eternity's Gate』(原題)は、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きたフィンセント・ファン・ゴッホを描いた作品。唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死――。不器用なまでに芸術と向き合い、生きているうちにはほぼその絵が売れたことのなかった孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、『潜水服は蝶の夢を見る』で話題を呼んだ鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが渾身の力で描いた注目の一作だ。
シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめたのが、今回主人公のゴッホを演じ、見事「最優秀男優賞」に輝いたウィレム・デフォーだ。ラース・フォン・トリアー、ウェス・アンダーソンなど作家性の高い監督作品から、ハリウッド大作まで幅広いジャンルで活躍し、最近ではショーン・ベイカー監督『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)でアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞他多くの助演男優賞にノミネート、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞などで同賞を受賞。そんなデフォーの、本作での観客を圧倒する演技には、今後の賞レースでも期待が高まる。
共演者には、オスカー・アイザック、ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックら錚々たるキャスト陣。日本公開は、2019年を予定している。
(オフィシャル素材提供)
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