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2018-04-09 更新
山田杏奈、清水尋也、大谷凜香、大塚れな、中田青渚、紺野彩夏、櫻愛里紗
遠藤健慎、大友一生、遠藤真人、内藤瑛亮監督
配給:ティ・ジョイ
全国公開中!
© 押切蓮介/双葉社 © 2017「ミスミソウ」製作委員会
『ハイスコアガール』、『でろでろ』などで知られる人気漫画家・押切蓮介の代表作を実写映画化した『ミスミソウ』が4月7日(土)、ついに公開! 東京・新宿の新宿バルト9にて舞台挨拶が行われ、主演の山田杏奈をはじめ、清水尋也、大谷凛香、大塚れな、中田青渚、紺野彩夏、櫻愛里紗、遠藤健慎、大友一生、遠藤真人、内藤瑛亮監督が登壇した。
大津馬中3年1組の面々が、制服および役をイメージした衣装で登場! 本作で初主演を務めた山田杏奈はついに公開を迎え「いよいよだなという気持ちです。今日が、人生で大切な日になるんだろうなって気がしています」と晴れやかな笑みを浮かべて語った。登壇陣の中には、これが人生で初めての舞台挨拶というメンバーもいて、それぞれ、やや緊張した面持ちで初々しく今の心境を語った。クラスの“女王”を演じた大谷凛香は劇中とは打って変わった姿で「金髪でなくて申し訳ないです」と語り、遠藤真人は「劇中よりもちょっとやせたかな」とニッコリ。櫻愛里紗は「映画のなかでアキレス腱を切られる三島ユイ役の櫻愛里紗です」と挨拶し、会場は笑いに包まれた。
内藤監督は、雪の中での撮影を振り返り「雪まみれ、血まみれの過酷な撮影をみんな頑張ってくれました。100点満点中、1億点!」と俳優陣の奮闘に感謝し、現場の様子については「聞いたところによると、大塚さんがとにかくうるさかったと(笑)」と暴露。清水尋也がこれに同意し「ひと言で言うと暴れ馬」と語る。大塚れなは「違うと思います(苦笑)」と異議を唱えるも、紺野彩夏も一番うるさかったですね。一番歳が下ってこともあって、妹的な存在で、場を盛り上げてくれた」と証言。過酷な撮影ながらも和気あいあいとした雰囲気をうかがわせた。
激しいアクションや、凄惨ないじめのシーンもみどころだが、大谷は演じた妙子と自らを比較しつつ「妙ちゃんは、東京に憧れを持ってる女の子ということが背景にあって、私自身、この撮影中は地元の宮城から通っていたので、同じ意味で東京に憧れを持っていました。けど……あんな、髪を切っちゃうとかはしたことないです! 美容師に憧れててもあれは……」と自ら演じながらもかなり衝撃を感じていたよう。相手役の大塚は「撮影と思えないほど、(髪を)引っ張られました!」と振り返る。また、遠藤健慎は、クランクアップが火をつけるシーンだったと明かし「(クランクアップは)嬉しかったけど、ちょっと後味が……(苦笑)」と微妙な表情。
キャスト陣は、最後に本作を経て今後の目標やこれから挑戦したいことを一人ずつ発表! 山田は「『ミスミソウ』という、万人受けする作品じゃなく、賛否がわかれる作品でしたけど、初主演でそういう作品をやらせていただいて、これから日常の中にあるようなこと題材にした作品も、こういうふうに目をそむけたくなる現実が描かれてる作品も、いろいろなことに挑戦したいと思いました。この作品に出たことで、これから女優として生きていく覚悟もできました。また皆さんとご一緒できるように頑張っていきたいです」と決意表明。
清水は「最近、高校を卒業したので、もう学生という言い訳はできない。芝居ってうまいだけじゃ生き残れないと思うので、うまい芝居よりも深い芝居ができるように努力していきたいです」と語った。本作でお芝居自体、初めて挑戦した大谷は「これから進んでいくしかない! 今回、妙子ちゃんは、やってることはすごく暴力的、非現実的だけど、人間味に溢れていて、心情をくみ取るのが大変でした。その経験を最初にさせてもらえたのは、ありがたいと思っています。新しい私に出会えるように頑張っていきたいです」と力強くコメント。
大塚は「こんなに狂った役柄は初めてでした。この経験を活かして、どんな役も演じられるように、カメレオンみたいな何にでも変われる女優さんになりたいです」と語り、中田青渚は「みんなの芝居を見て、お芝居への貪欲さを感じました。高校を卒業して覚悟を持ってしっかりやっていかないといけないと感じています。また皆さんとご一緒した時、進化したと思われるように頑張りたいです」とこの先を見据える。
本作で、以前からずっとやりたいと思っていた、いじめっ子役を演じることが叶ったという紺野は「いま一番やりたいのは悪女。突き詰めた悪女をやりたい」と宣言。櫻は「この1年の目標で、映画への出演を決めると頑張ってきました。目標を口に出すとできると思ってるので、今回は周りに流されてしまう役でしたが、自分の意思をしっかりと持って頑張りたいです」と言葉に力を込めた。
遠藤健慎は昨年、別作品で、いじめられっ子の役を演じており、本作のいじめっ子役とあわせて「満足いく演技ができて、やり切った気持ちです」と晴れ晴れとした表情を見せ「これからもいろいろな役に挑戦したい。『こいつならできる』と思ってもらえる役者になりたい」と語り、大友は「世界に通用する役者になりたい!」、遠藤真人は「唯一無二の役者になりたい」と熱く夢を語り、会場は俳優陣への温かい拍手に包まれた。
ちなみに、現場ではクランクアップ時に、内藤監督がひとりひとりに「卒業証書」を授与したとのこと。さらにこの日は、サプライズで内藤監督が主演の山田への手紙を朗読。本作の制作が頓挫しかけ、以前から決まっていた監督が降板して、クランクインの1ヵ月前に監督に決まったという内藤監督は、それでも引き受けた理由について「オーディション映像で山田さんを見たことが決め手でした。あなたを撮ってみたいと単純に思った」と告白。「スタッフからは『なんで引き受けたのか?』と怒られたけど、あなたを撮りたいという思いが勝りました。むしろ、幸福な監督だと思いました」と語り、今後、広い世界へと羽ばたいていくであろう山田に対し「初主演映画を監督できたことを、誇りにおもいます。ありがとう」と語りかけた。
このサプライズに、山田はやや瞳を潤ませつつ「オーディションに2回行って、決まっていた監督が降板されて、その時点で次の監督が決まってなくて、もうダメかと思いました。主演の責任を果たせたかと言われても分からないですが、たくさんの経験をさせてもらって本当に幸せでした」と時折、声を詰まらせつつ語っていた。
『ミスミソウ』は全国公開中。
(オフィシャル素材提供)
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