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舞台挨拶・イベント

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『ばあちゃんロード』東京プレミア試写会

2018-04-01 更新

文音、草笛光子、三浦貴大、篠原哲雄監督

ばあちゃんロードbaachan-road

配給:アークエンタテインメント
4月14日(土)より 有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー
© 2018「ばぁちゃんロード」製作委員会

 女優の文音と草笛光子がW主演する映画『ばぁちゃんロード』が、4月14日より全国公開される。本作の東京プレミアム試写会が行われ、主演の文音、草笛光子、共演の三浦貴大、篠原哲雄監督が参加した。


 結婚を控える根っからのばぁちゃん子・夏海役の文音は「草笛光子さんとは以前ドラマで共演してからすごく面倒を見てくれている。一緒に横浜に行ってゴハンを食べたり、日本にブロードウェイミュージカルを持ってきた第一人者なのでいろいろな話をしてくれる」とプライベートでの親交を明かし「だからこそプライベートと役柄が重なってスクリーンの中でいい意味で表すことができた。おばあちゃん役が草笛さんじゃなかったらできなかったものがたくさんある」と感謝した。

 女優・草笛光子の魅力については「セリフの言葉の重みが違う。それを見るだけでも涙が出てくる。セリフがあったりすると役者は形にハマりがちだけれど、草笛さんはセリフがあっても自由。それは素敵なこと。そういった姿を見て勉強させてもらいました」と振り返った。

 施設で暮らす夏海のばぁちゃん・キヨ役の草笛は「いえ、いえ、もう文音が可愛いの。それが第一。だから“芝居”はやめようと思った。文音と私の関係が大事だからどんなシーンにあっても、この子を愛して愛し抜いて、温めているような気持ちはずっと続けようと思った」と本物の家族のような面持ち。またリアルさを重視した長回し撮影については「カットがかからなくても喋っていたのは全部アドリブです。篠原監督は役者の“瞬”を逃さない監督。“瞬”を切り取ってくれたと思う」と篠原監督の手腕を評価した。

 夏海の幼馴染の婚約者・大和役の三浦は、母・山口百恵と共演経験のある草笛から「この方のお母さんが私の子供だったんです。だから本当におばあちゃん。まだあなたは影も形もなかった頃ね。だから会った時は胸がいっぱいになった」と言われると「母が結婚する前ですね。お世話になっています。こんなに大きくなりました」と照れ笑い。草笛との共演には「僕は母の現役時代すら知らないけれど、母も草笛光子さんと一緒に映画をやると言ったら喜んでいた。撮影中も本当のおばあちゃんみたいな感じで見ていました」と報告すると、すかさず文音から「カメラに映っていないときも泣いていたよね」と暴露され、「2人の芝居を見ていると泣いちゃう。本編を観たときも一人で号泣していました」と頭をかいていた。

 篠原監督は「おばあちゃんが主役という映画は実はなくて、これがおじいちゃんだったら成立しなかった映画。脚本はすごくいいホンだと思ったので、演出する際はその場で起きることを自然に、ある意味2人の歩みをドキュメンタリーのように撮ろうとした」と演出の狙いを明かし「普通の自然な人間の営みを描くことができた。それをそのまま撮った」と自信を見せた。

 最後に文音は「芝居せず、役を作らない自分はまるで裸のような状態。篠原監督はそれをむき出しに追求するような監督だったので、必死にしがみついていました。映画を観た後は、大切な人に改めて思いを馳せるような気持ちになるはず。そんな大切な人にメールをしたり、電話をしたり、優しさであふれてくれれば嬉しい」とアピール。草笛も「色の濃い油絵のような映画が多い中で、この作品は墨絵のように柔らかい作品。役者として一番難しい普通をやらせてもらえた。それをどう受け取ってもらえるのか楽しみであり、心配である。もちろん劇中での泣くシーンは、目薬は使いませんでした。そのままでやりました。皆さんにも涙がちょっと出るくらい感動してもらえたら嬉しいです」と語り掛けた。


(オフィシャル素材提供)


映画『ばあちゃんロード』

(2018年、日本、上映時間:89分)

 ■監督:篠原哲雄
 ■脚本:上村奈帆
 ■音楽:かみむら周平
 ■主題歌:「この道」(作詞 北原白秋 作曲 山田耕筰) 歌 大貫妙子(アルバム「にほんのうた 第一集」<commmons>より)
 ■製作幹事:セントラル・アーツ
 ■製作プロダクション:スタジオブルー
 ■出演:文音、草笛光子、三浦貴大、桜田 通、鶴見辰吾ほか


 ■公開表記:配給:アークエンタテインメント
 4月14日(土)より 有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー


公式サイト: baachan-road.com (外部サイト)




(オフィシャル素材提供)



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