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2017-09-01 更新
昨年10月に釜山国際映画祭ニューカレンツ部門に正式出品され、そのセレクションが評価されている大阪アジアン映画祭など国内外で絶賛されている佐藤慶紀監督の問題作『HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話』が、満を持して9/9(土)~10/6(金)まで新宿K's cinemaで公開される。
南カリフォルニア大学を卒業した新進気鋭の佐藤慶紀監督が、10年程前、加害者の死刑を止めようとする被害者遺族がいることを知り、復讐心も湧いてくるであろう中、そのような決断をした理由を深く考えたいと思い、制作した本作。
宗教と出合い、「犯人を許す」と言いながらも、死刑判決は当然のものと考える元夫と違い、死刑を止めることを考え始める被害者の母の心の動きを丁寧に描いている。
43歳のビジネスウーマン・晴美(西山 諒)。2年前に一人娘のみちよ(岩井七世)が嫁ぎ、現在は夫(西山由希宏)と二人で平凡に暮らしている。
そんなある日、みちよが婿の孝司(荒川泰次郎)に殺されてしまう。孝司は死刑判決を受ける。
当初は死刑判決を当然のことと考えていた晴美だが、ある時から孝司の死刑を止めようと考え始める。そこには、晴美しか知らないみちよのある秘密があった。
(2016年、日本、上映時間:95分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本・編集:佐藤慶紀
撮影:喜多村朋充
音楽:ベンジャミン・ベドゥサック
制作:カロリーネ・クラツキー
制作プロダクション:Aerial Films
出演:西山 諒、西山由希宏、荒川泰次郎、岩井七世、野沢 聡、箱木宏美、木引優子、西田麻耶ほか
配給・宣伝
渋谷プロダクション
9月9日(土)~10月6日(金) 新宿K's cinema他全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
hermother-movie.com (外部サイト)