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2017-08-22 更新
<じんじんサミット 参加者>
大地康雄(企画・主演)、早坂純夫剣淵町長、古谷義幸秦野市長、和泉聡足利市長、篠田 学(エグゼクティブプロデューサー)、中山賢一(プロデューサー)
<共同記者会見、記念植樹 参加者>
大地康雄(企画・主演)、早坂純夫剣淵町長、古谷義幸秦野市長、和泉聡足利市長、篠田 学(エグゼクティブプロデューサー)
<特別上映会舞台挨拶 登壇者>
大地康雄(企画・主演)、早坂純夫剣淵町長、古谷義幸秦野市長、和泉聡足利市長
配給:パイプライン
9月2日(土)より全国順次公開
© 2017『じんじん~其の二~』製作委員会
平成25年春、「絵本の里」として知られる北海道・剣淵町を舞台に映画化された『じんじん』は、全国47都道府県1000ヵ所で約30万人に届けられヒットを記録。この度、続編『じんじん~其の二~』が、「絵本の里」から「名水の里」神奈川県秦野市に舞台を移し、9月2日(土)より全国順次公開となる。
公開を記念し、8月17日(木)、足利市(栃木県)に、映画『じんじん』のロケ地である剣淵町(北海道)、『じんじん~其の二~』のロケ地である秦野市(神奈川県)の両首長が迎えられ、映画を通じた地域の魅力発見やまちづくりについての意見交換「じんじんサミット」と「共同記者会見」、そして秦野市から寄贈されたじんじんの木(やまぼうし:花言葉「友情」)「記念植樹」を行った。夕方には、“アシコタウンあしかが”にて、映画『じんじん~其の二~』の特別上映会を実施。上映後、企画・主演・大地康雄、早坂純夫剣淵町長、古谷義幸秦野市長、和泉聡足利市長が登壇、満席の劇場は大きな拍手に包まれた。
真夏を感じさせる蝉の鳴き声とともに、13:30から足利公園内の白石山房で、「じんじんサミット」がスタート。企画・主演の大地康雄を中心に、映画を通じて、早坂純夫剣淵町長、古谷義幸秦野市長、和泉聡足利市長の3つの市町のトップが集うのは非常に稀な光景である。
その後、場所を蓮岱館(れんだいかん)芙蓉の間に移し、15:00より共同記者会見が始まると、大地は、「9年前、たまたま北海道の仕事の帰り、剣淵町の絵本の館で見た読み聞かせに心を奪われ、映画の企画が生まれました。この作品は、娯楽映画です。じっくり楽しんで大いに笑って観てもらい、最後に、現代が抱えている悩みやメッセージを絵本とともに紐解いていきます。私の好きな絵本の『星の王子様』には、“大切なことは目では見えない。大切なことは心で見ないと見えない”というフレーズがあります。剣淵も秦野も、50年、100年かけて目に見えない大切なものを残していると思う。もし次回作『じんじん~其の三~』を制作できるなら、『じんじん』での重要なシーンのロケ場所であった“じんじん三兄弟”の足利市を舞台にできたらと思っています」と、映画の企画誕生秘話を語りながら、足利市へラブコールを送った。
早坂剣淵町長は、「30年前は、町自体、特徴ある町ではなかったのですが、町づくりをしていこうという中で、絵本と出会えたことは本当に良かった。大地さんが、子供たちと絵本との出会いを剣淵でご覧になって、映画という分野にしてくれたことは素晴らしいです。もちろん、(映画制作には)作る方だけが一生懸命なだけでもできないことだと思います。町に住む人たちがそれぞれの立場で応援するのが一番大事なのではないかと思います。それから、私たちの絵本の里は、いろいろな人たちとの交流がすごくあるのだと思いました。今まで知らなかった人たちが仲間を作っていくことで広がりがでることはやはり良いことだと思いました」と語った。
古谷市長は、「秦野を舞台に『じんじん~其の二~』が製作されたことは本当に嬉しいことです。小さな盆地の町ですが、美味しい水、豊かな緑、素晴らしい空気があります。そして、林業という仕事にスポットを当ててくれたこの映画で、全国の方々に森林(もり)への想いを高めてもらえればと思います。山を大切に守り愛することは、命を支える水を育むことに繋がります。森は、CO2を吸って酸素をはいてくれる。そして、川が海に注ぐ森林(もり)の養分が多くの魚を養ってくれる。だから、皆さんも森林(もり)を大切にしてほしいですし、秦野は一世紀先を見据えた森林(もり)づくりに力を注いていきたいと思います。そして、映画『じんじん』を通じて、剣淵町、足利市とはいい友達です。これからもよろしくお願いいたします」。
和泉足利市長は「『じんじん』では、“本当の町づくりは、大人が子供に何を残すか”というセリフがあり、『じんじん~其の二~』では、林業の方が“今植えている木は、私たちが使うのではなく50年後、100年後に繋がる。私たちが斬っている木は、100年前先輩たちが植えてくれた木たちだ”と話しているシーンがあります。よくあるふるさとPRのご当地映画ではなく、教育を感じる映画で、映画と街づくりは理念や哲学が似てると思いました」と、映画への想いを語った。
映画エグゼクティブプロデューサー篠田は「『じんじん』は3年くらいかけて1000ヵ所近い場所で上映を続けてきたスローシネマです。全国30万人の方々が観てくれています。お年寄りから子供までが楽しんで観られる映画作りができて良かったと思っています。映画を通して、このように3つの市町が揃うことはなかなか難しいことだから、有難いです」と述べた。
その後、一同は、秦野市から寄贈された「じんじんの木(やまぼうし:花言葉「友情」)」を足利公園内に記念植樹し、堅い握手を交わした。
夕方には、特別上映会が「ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかが」で行われ、足利市民だけでなく、秦野市からのバスツアー参加者も来場した。満席にて上映が始まり、上映後、場内は拍手に包まれた。
舞台挨拶でも、剣淵、秦野、そして足利それぞれの町・土地の魅力を改めて知ることができ、じんじんサミット×共同記者会見×記念植樹×舞台挨拶を通して、3首長とも、人の優しさをテーマにした映画『じんじん』を貫く理念を共有し、映画制作を通じてできた市町の絆を大切にして、さらに発展させていくことに同意できた会となった。
(オフィシャル素材提供)
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