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2017-10-17 更新
諏訪敦彦監督、ジャン=ピエール・レオー
配給:ビターズ・エンド
2018年1月20日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
© 2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BALTHAZAR-BITTERS END
ヌーヴェルヴァーグを代表する名優ジャン=ピエール・レオーを主演に迎え、『M/OTHER』『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が『ユキとニナ』から8年ぶりに撮り上げた、仏日合作作品『ライオンは今夜死ぬ』。この度、韓国の釜山で12日から開催中の、第22回釜山国際映画祭ワールド・シネマ部門部門に正式出品され、10月16日(月)にアジアプレミア上映とジャン=ピエール・レオのハンド・プリンティングが行われた。
映画祭には、諏訪敦彦監督と主演のジャン=ピエール・レオーが参加。12日(木)に行われたオープニングセレモニーでは、タキシード姿に身を包んだジャン=ピエールが凛々しく登場し、世界各国のメディアと地元の観客からの声援に、笑顔で大きく手を振って応えていた。
16日(月)19:00、映画祭のメイン会場となる映画の殿堂 釜山シネマセンターでプレミア上映が行われると、会場は超満員! 各国のマスコミをはじめ、地元の観客が大勢駆け付けた。上映後、熱気溢れる会場はそのままジャン=ピエールのハンド・プリンティングへ。ステージ上で手形をとると、両手を広げて会場の観客に向けて満面の笑みをこぼし、観客に向けて「名誉ある映画祭にお招きいただき、とても光栄です。過去のヌーヴェルヴァーグ作品と共に、この新しい作品が招かれたことを心から感謝いたします」とコメントした。
釜山国際映画祭では、これまで映画界に多大な貢献をしてきた映画人を毎年数名招待して、ハンドプリンティング(手形)を行ってきている。テオ・アンゲロプロス、タヴィアーニ兄弟、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ヴィム・ヴェンダース、チャン・イーモウ、ジョニー・トー……監督以外でも、エンリオ・モリコーネ、アンナ・カリーナ、ジャンヌ・モロー、イザベル・ユペールなどが手形を残してきている。今年はジャン=ピエール・レオ―をはじめ、福山雅治が主演を務めるアクション超大作『追捕 MANHUNT(原題)』でメガホンを取っているジョン・ウー監督や、韓国の名優 シン・ソン・イルの手形が新たに誕生した。
最後は諏訪監督も交えてのアフタートークへと移り、予定時間を大幅に延長して、1時間以上トークが続くという場面も。ジャン=ピエール・レオ―は諏訪監督をとにかくベタ褒めし、「私にとって『不完全なふたり』は完璧な映画!」とこれまでの監督作品も絶賛。監督も「以前映画祭で会ったときにジャン=ピエールの存在に圧倒され、ぜひ彼を主演に起用したいと思った」と、主演俳優と監督が互いに共鳴し合いながら本作が出来上がったことがうかがえるトークとなった。
国内のみにとどまらず、海外のキャスト・スタッフを起用して精力的に名作を生み出し、カンヌ国際映画祭などフランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督。『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たし、フランソワ・トリュフォーをはじめ巨匠たちに愛され、「ヌーヴェルヴァーグの申し子」と呼ばれる名優ジャン=ピエールと、ワークショップを通じて選ばれた子どもたちが共演する最高のコラボレーションが本作で実現した。
釜山国際映画祭は、アジア最大級といわれる国際映画祭。今年は世界75ヵ国298本の映画が上映され、うち日本映画が過去最多の41本。日本の著名な俳優や監督たちが続々と現地入りしていた。本映画祭は、10月21日までの期間、開催されている。
(オフィシャル素材提供)
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