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2017-01-20 更新
原題:V paprscích sluncモスクワ・ドキュメンタリー映画祭の会長も務めるビタリー・マンスキー監督は、誰もが知りたい疑問を、誰もが見えるかたちで描きたいと考えていた。
北朝鮮政府から撮影許可を得るまで2年間、平壌の一般家庭の密着撮影に1年間。その間、台本は当局によって逐一修正され、撮影したフィルムはすぐさま検閲を受けるという理不尽な扱いを強いられたが、検閲を受ける前にフィルムを外部に持ち出すという危険を冒して本作を完成させた。
北朝鮮からの要請でロシア政府は、ビタリー・マンスキー監督への非難声明と上映禁止を発表。にも関わらず韓国、アメリカ、ドイツ、イタリアをはじめ20都市以上で上映された問題作がついに日本で公開される。
8歳のジンミは模範労働者の両親とともに平壌で暮らしている。“理想の家族”の姿がそこにはあった。
“庶民の日常”を映し出すドキュメンタリーの撮影のはずが、“北朝鮮側の監督”のOKが出るまで一家は繰り返し演技させられ、高級な住まいも、親の職業も、クラスメイトとの会話も、すべて北朝鮮が理想の家族のイメージを作り上げるために仕組んだシナリオだった。
そこでスタッフは、撮影の目的を“真実を暴く”ことに切りかえ、録画スイッチを入れたままの撮影カメラを放置し、隠し撮りを敢行するが……。
(2015年、チェコ=ロシア=ドイツ=ラトビア=北朝鮮合作、上映時間:110分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:ヴィタリー・マンスキー
撮影:アレクサンドラ・イヴァノヴァ
出演:リ・ジンミほか
配給
ハーク
1月21日(土)、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
taiyouno-shitade.com (外部サイト)
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