このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2016-04-30 更新
徳光和夫、高野人母美
配給:ポニーキャニオン
6月3日より全国公開
Artwork© 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
ジェイク・ギレンホールがボクサー役に挑戦した「サウスポー」の魅力を伝える“日本感動協会”の発足記者会見が都内で行われ、チェアマンに任命されたフリーアナウンサーの徳光和夫と、プレゼンターとしてプロボクサー、モデルの高野人母美が出席した。
本作は、愛する妻がこの世を去り、娘とも引き離され、全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、過去の自分から脱却するためにボクシングトレーナー・ティック(フォレスト・ウィテカー)に師事し、再起をはかるさまを感動的に描く。自身もボクサーだった経歴を持つアントワーン・フークア(『トレーニング デイ』『イコライザー』)が監督を務め、主人公の妻役に『スポットライト 世紀のスクープ』のレイチェル・マクアダムスが共演。主題歌も手がけたラッパー・エミネムの半生がモチーフになっている。
イベント直前に試写を観たばかりの徳光は、感動さめやらぬ様子で「シーンがまだ鮮烈に残っている。涙や感動がボディブローのように効いてくる映画」と作品の感想を語った。
さらに、「わかりやすい話で、これだけ涙腺をゆるませる映画は久々。監督の力や役者の思い入れの強さを感じる。被災地にも感動を届けたい」と九州をはじめ、全国各地で試写会を行うことを発表した。
また、ビリー役を努めたジェイク・ギレンホールの役作りにも触れ、「ジェイク・ギレンホールは見事なほどボクサーの体になっている。ファイティングシーンも素晴らしい」と絶賛し、すっかり本作を気に入った様子。「家族で見ていただきたい」とアピールした。
局アナ時代から、多くのスポーツ選手と親交があり、「一度、頂点から転げ落ちると、どんなに強くてもなかなか復活できない。そんな選手の姿を何人も見ているから、いろんな人物の顔が浮かんだ。だからこそ、新たな一歩を踏み出す姿が感動的」と熱っぽく語った。
この日、真っ赤なドレス姿で登場した高野は「ビリーのグローブに合わせた」とコメントし、作品については「自分にあてはめて泣いてしまった。試合に負けると、私もどうやってはい上がればいいのか考えてしまうので、この映画に刺激を受けた」としみじみ。ボクサーとして、「相手を回しながら(パンチを)打つのは、試合でも使える。私がちょうど今練習しているものが映画でも出てきました」と、映画のリアリティに感心しきりだった。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
関連記事