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2016-05-17 更新
原題:SOUTHPAW『ロッキー』や『ミリオンダラー・ベイビー』、『シンデレラマン』や『ザ・ファイター』など、ボクシング映画には数多くの名作が存在する。その理由はスポーツ映画としてのおもしろさだけでなく、彼らをリングに駆り立てる、家族や恋人や友人たちとの魂のドラマが、多くの人の琴線に触れるから。
『トレーニング デイ』や『イコライザー』を手がけ、自身も熱心なボクサーであるアントワーン・フークア監督と、高い評価を受ける演技派のジェイク・ギレンホールが初タッグを組んだ本作。どん底まで落ちたボクサーの復活劇は、亡き妻との強い絆を描いたラブ・ストーリーであり、娘と父親が成長していく親子の物語でもある、心を揺さぶる珠玉の愛のドラマだ。
無敵のチャンピオン、ビリーを演じたのは、『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞®にノミネートし、『ナイトクローラー』の怪演も記憶に新しいジェイク・ギレンホール。6ヵ月にわたってトレーニングを行いボクサーのフィジカルを体得。ノースタントで演じた手に汗握るファイト・シーンは圧巻だ。不完全な主人公を支え、大きな愛で包み込む美しい妻モーリーンを演じたのは、『スポットライト 世紀のスクープ』で本年度アカデミー賞にノミネートしたレイチェル・マクアダムス。ビリーの指導者となり、彼の人生をも救済する役目を担うトレーナーのティック役には、『ラストキング・オブ・スコットランド』でオスカー俳優となったフォレスト・ウィテカー。
主題歌は実はその半生が本作のモチーフとなったエミネムによる書き下ろし曲「Phenomenal」。エミネムはサウンドトラックのエグゼクティブ・プロデューサーを務めるなど、熱心に作品に参加し音楽の面からサポートしている。また、カーティス・‘50セント’・ジャクソンがビリーの10年来のマネージャーを熱演し、リタ・オラも少ない出演時間ながら強烈な印象を残す役柄で登場するなど、音楽好きも見逃せない作品になっている。
ストーリーリング上で脚光を浴びるチャンピオン、ビリー・ホープ。怒りをエネルギーに相手を倒すというスタイルに心配が耐えない妻と娘。その彼の怒りは無情にも妻の死へと繋がってしまう。
最愛の妻を失くしたビリーは悲しみに暮れる毎日。ボクシングにも力が入らず全てを失ってしまう。愛する娘までも……。
そんなビリーは、アマチュアボクサーたちのトレーナーを務めるティックのもとを訪れる。彼に教えを請い、自らの「怒り」を封印し、過去の自分と向き合うことで闇のなかに光を見出して行く。
(2015年、アメリカ、上映時間:124分)
キャスト&スタッフ
監督:アントワーン・フークア
出演:ジェイク・ギレンホール、フォレスト・ウィテカー、ナオミ・ハリス、カーティス・‘50セント’・ジャクソンほか
配給
ポニーキャニオン
6月3日より全国公開
オフィシャルサイト
http://southpaw-movie.jp/ (外部サイト)
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