このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2015-05-19 更新
ただいま開催中の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式招待されている黒沢 清監督の『岸辺の旅』(10月1日より日本公開)が、現地時間5月17日(日)夜22時に公式上映され、W主演で夫婦役を演じる深津絵里&浅野忠信、そして黒沢清監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。
【深津絵里のコメント】
初めてのカンヌ国際映画祭でのレッドカーペッドは、とても緊張しました。レッドカーペッドを歩くこともそうでしたが、それ以上にこれから世界中の方に映画をご覧いただくことにドキドキしていました。公式上映後には、たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました。作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした。
【浅野忠信のコメント】
黒沢監督作品では、俳優としての転機にもなった『アカルイミライ』以来のカンヌでしたが、多くの方々にあたたかく迎えていただき、映画で描かれたひとつのすばらしい愛のかたちが伝わったかと思いました。レッドカーペッドは緊張しましたが、公式上映後にあんなに多くの拍手を頂き、たくさんの拍手に祝福していただけて、すごく嬉しかったです。多くの方に作品を気に入っていただけて、映画の愛が伝わったと感じました。
【黒沢 清監督のコメント】
なにより嬉しかったのは、公式上映後のスタンデイング・オベーションの後に、会場の外でも多くの方が残っていただいていて、たくさんの拍手で迎えられたことです。あたたかい拍手で、本当に感激しました。深津さん、浅野さんが出演して下さることが決まってから、この映画は大丈夫だと思っていましたが、こうして一緒にカンヌに来られて嬉しいです。
背中が大きく開いた美しいブラックドレスに身を包んだ深津絵里と長身を生かしたスマートなタキシード姿の浅野忠信がレッドカーペッドに登場すると、観客からの大きな声援とともに、世界各国から集まった100台以上のカメラのフラッシュがいっせいにたかれ、TVクルーたちからは「クロサワ! フカツ! アサノ!」のコールが巻き起こった。
そして華やかなレッドカーペッド後の、公式上映では満場の客席から大喝采が巻き起こった。これが初めてのカンヌ入りとなった深津絵里は、観客たちの大歓迎ぶりに思わず万感の様子で、まさに感無量の初カンヌとなった。
公式上映終了後、場内で5分以上にわたるスタンディングオベーションを受けた後、さらに感激した観客が3人を待ちうけ会場外でも5分以上の熱い拍手喝さいが続けられ、大きな感動に包まれた。
映画『岸辺の旅』
■イントロダクション
湯本香樹実が(ゆもと かずみ)が、2010年に発表した小説「岸辺の旅」を、世界的名匠・黒沢 清監督が映画化!
主演には、数々の映画賞を受賞した『悪人』で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューを果たし、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信という国際的に活躍する2人がW主演! 日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役で、“究極のラブストーリー”を演じる。
そして、黒沢 清監督とは初顔合わせとなる深津絵里と、黒沢 清監督作品には(『アカルイミライ』以来)映画としては12年ぶりの出演となる浅野忠信という強力なタッグにより、この度、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への正式招待が決定!
■ストーリー
夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。妻の瑞希(深津絵里)は喪失感を経て、ようやく、ピアノを人に教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。
そんなある日、突然、夫が帰ってきた。そして、帰宅した優介は瑞希に「俺、死んだよ」と告げる。そして「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ」という優介に誘われるまま、2人で旅に出る瑞希。
それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった――。
■監督:黒沢 清
■原作:湯本香樹実「岸辺の旅」(文春文庫刊)
■脚本:宇治田隆史、黒沢 清
■出演:深津絵里、浅野忠信ほか
■配給:ショウゲート
10月1日テアトル新宿ほか全国ロードショー!
© 2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
オフィシャルサイト: kishibenotabi.com
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞受賞!
・第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞受賞!凱旋披露試写会レポート