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2014-07-13 更新
黒川芽以、テレサ・チー、郭 智博、コウ・ガ、萩生田宏治監督
配給:ビターズ・エンド
シネマート新宿にて公開中ほか、全国順次ロードショー!
© 森永あい/白泉社(メロディ)
萩生田宏治監督の6年ぶりの新作、日台合作映画『南風(なんぷう)』が7月12日(土)より公開となり、シネマート新宿で初日舞台挨拶が行われた。
本作は、主演に今年話題作への出演が続く実力派女優、黒川芽以を迎え夏にぴったりな爽やかな映画となった。初日舞台挨拶では、主演の黒川芽以、ゴウ役の郭 智博、そして台湾から共演のトントン役テレサ・チー、ユウ役コウ・ガ、そして萩生田宏治監督が駆けつけた。
初めての海外での撮影を振り返り、黒川は「撮影も順撮りだったので、私にとってはドキュメンタリー作品のような感覚でした。言葉が通じなくて大変なこともありましたが、現地で経験したすべてが役の藍子に生かされていたと思います。初日を迎えられてグッときます」と感慨深げな面持ち。共演のテレサ・チーも「私と黒川さんの関係は本当に役そのもので、撮影が終わったころには黒川さんと別れるのがとても寂しかったです」と、言葉の壁を越えて交流した思い出を語った。
黒川芽以: 今日はご来場いただきありがとうございます。昨日は愛媛県でも舞台挨拶をしましたが、撮影が1年前で、こうしてまたキャストが集まって初日を迎えられて……思い入れのある作品なので、グッとくるものがありますね。とても嬉しいです。
テレサ・チー: (日本語で)東京の皆さん、ありがとうございます! よろしくお願いします!
コウ・ガ: :(日本語で)はじめまして、僕はコウ・ガです。よろしくお願いします!
郭 智博: 3人の友情ときれいな風景に癒されたことと思います。暑い中、ご来場ありがとうございます。
萩生田宏治監督: ご来場ありがとうございます。ちょうど昨年のこの時期にクランクアップした作品です。同じ夏に上映できることがとても嬉しいです。
黒川芽以: 役の設定上、藍子もトントンも片言の言葉とジェスチャーでコミュニケーションをとっていくところからスタートしていますが、実際現場でもほとんと同じでした。カメラが回っていない時も、お笑いの動画を見せたりしながら仲を深めていきました。現地で経験したすべてが役の藍子に生かされていたと思います。
テレサ・チー: はじめは、言葉が通じなくて難しいところがありましたが、ジワジワ仲良くなっていきました。私と黒川さんの関係は本当に役そのもので、撮影が終わったころには黒川さんと別れるのがとても寂しかったです。
郭 智博: 中国語は3週間ほどしか練習の期間がなかったので大変でした。役の上では世界で活躍しているプロ・サイクリストだったので、話慣れている感じをだせるよう頑張りました。
コウ・ガ: ハーフの役だったので、日本語をそれらしく話せるように撮影が終わった後で日本人スタッフと特訓したりしながらマスターしました。
黒川芽以: とにかく台湾の方は、驚くほど日本人を好きでいてくれています。1人でも安心して街に出られるほどでした。食べ物ではマンゴーかき氷が美味しくて、自分へのご褒美として撮影の合間によく食べていました。
郭 智博: お店の見た目と味が比例しないというか……とにかく美味しい食堂に監督に連れて行ってもらいました。撮影期間は短かったですが、とてもリフレッシュできました。
テレサ・チー: 愛媛のしまなみ海道は、海に面していて海風を感じながら自転車に乗れたのでとても気持ちが良かったです。映画を撮り終わった今でも、しまなみ海道が印象に残っています。
コウ・ガ: 愛媛での撮影期間は短かったですが、海峡を横断する大きな橋は台湾にはないので美しく忘れられません。
コウ・ガ: 恥ずかしながら、その点でいうと僕はまだ一人前の男ではありません。10月に台湾を自転車で1周するので、そこでようやく本物の男になれそうです!
テレサ・チー: 私がこれまでで一番長い距離、自転車に乗っていたのはこの映画の撮影です。でも、その撮影のおかげで体力がつき、このまえ20kmマラソンを名古屋で走りました。でも、私も台湾を1周したわけではないので、本物の男にはなれていません……(笑)。
郭 智博: それなりには乗りますが……10月、僕も本物の男になりに自転車で台湾1周してこようかなと思います!
萩生田宏治監督: 私も、学生の頃に自転車で旅をしましたが、盗まれてから久しく乗っていません。10月に、コウ・ガさんと台湾1周してこようかな(笑)。
黒川芽以: 私も……10月に一人前になりに、自転車で台湾1周します!
テレサ・チー: (みんな)イクヨー(笑)!
萩生田宏治監督: 今日は本当にありがとうございました。藍子のように悩んだりすることが多い昨今ですが、内側にこもらずに一歩外にでるきっかけになる映画だと思います。ぜひ、たくさんの方に観ていただきたいです。
黒川芽以: サイクリング、台湾、20代の女性……いろんなキーワードが詰まった映画ですが、撮影する上で、リアリティを追及して作った作品です。だから本当に旅をしているように感じていただけると思うし、きっとそのキーワードの先にある深いものが映り込んでいるはずです。ぜひ、映画館で旅をした気分になっていただければと思います。たくさんの方に観ていただきたいです。
(オフィシャル素材提供)
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