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トップページ > 最新ニュース > 『火花』第16回「ニッポン・コネクション」舞台挨拶 in フランクフルト

『火花』
第16回「ニッポン・コネクション」舞台挨拶
in フランクフルト

2016-05-30 更新

nipponconnection © 2016 NIPPON CONNECTION
© 2016YDクリエイション


 2016年5月24日から29日までドイツ・フランクフルトで開催された欧州最大の日本映画祭「ニッポン・コネクション」が16回目を迎え、お笑いタレント又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」を原作としたTVドラマ全10話を一挙ワールド・プレミア上映という画期的な試みがなされた。

 まず、第1話~3話が上映された5月28日(土)夜(現地時間)、主演の林 遣都と波岡一喜、第7~8話を担当した久万真路監督が舞台挨拶に登場、満場の観客に向け本作に懸ける熱い想いを語った。

 なお、TVドラマ『火花』は現在、ワールドワイドな有料動画配信サイトNetflixにて一挙独占配信中。


林 遣都: 日本からまいりました林 遣都です。「火花」という作品を、ようやく海外の方々に観ていただけることに幸せを感じています。世界中の方々にも胸をはって観ていただける、とても素敵な作品になっていると思いますので、楽しんでご覧ください。

波岡一喜: (ドイツ語で)こんばんは。僕の名前は波岡一喜です。この作品を観にいらしてくださってありがとうございます!(観客拍手)ここからは日本語で……(笑)。うれしーーー! こんなに多くの方が来ていると思わなかったので、ちょっと泣きそうになりました。
 今日の昼間、フランクフルトの町を歩きまして、今日はなんて晴れて良い日なんだと思いましたが(笑)、ここに来てもっと良い日だと実感しました。今日と明日、全話を上映しますので、楽しんでいってください。ダンケ・シェーン!

久万真路監督: 第7話と8話を監督しました久万真路です。日本ではとても人気のある漫才に青春をかけた物語をどう受け入れていただけるか、ドキドキしていますが楽しみでもあります。遅い時間の開始(午後10時15分~)で大変だとは思いますが、どうぞ楽しんで笑ってください。

MC: このドラマの原作は日本でとても有名だそうですね。どうして映像化されたのでしょう?

林 遣都: 原作は小説ですが、この物語の主人公たちと同じ漫才師として有名な又吉直樹さんが書かれた作品です。日本では去年とても話題になり、歴史ある文学賞である芥川賞も受賞しました。大勢の日本人が読み、感動を与えられた作品でしたので、それをTVシリーズにしました。これで答えになってるでしょうか……(照)。

MC: 主役を演じられていかがでしたか? 漫才はとても日本的な芸能ですが、6月からNetflixで放映されますので、国際的に名前が知られるようになると思いますが?

nipponconnection林 遣都: :日本で俳優をやっていても、海外の方々に観ていただく機会はなかなかありませんので、この作品を生み出してくださった又吉さんに本当に感謝しています。

波岡一喜: 世界中で公開されたら、もっと多くの人に見てもらえますね。もっと有名になりたい(笑)!

MC: 5人の監督がコラボレーションしている作品ですね。久万監督にとっては監督デビュー作とか?

久万真路監督: これまでもTVドラマの監督はやっています。5人もの監督が参加するようなビッグ・プロジェクトは日本でもなかなかありません。映画でもTVドラマでもない作品になっていると思います。映画の監督・スタッフが撮った作品ですので、私は映画を撮るつもりでやりました。総監督の廣木隆一さんを中心に順番に撮っていきましたが、それぞれの監督が撮り方を競い合い、それがいい意味で作品に反映されていると思います。

MC: ありがとうございました。明日がワールド・プレミアとなる最終話のエピソードが本当に素晴らしいので、ぜひ最後までご覧いただきたいです。


ファクトリー・ティータイム

 挫折を繰り返しながら、夢に向かってがむしゃらに疾走する壮絶な青春の一時期が、全10話530分という尺を得て、瑞々しく詩情に溢れた映像で濃密に描かれており、漫才という日本独特の芸能に人生をかける青年たちの焼けつくような焦燥と渇望は、ドイツの観客にも十分に伝わったようで、深夜にもかかわらず大勢の観客が、OKAMOTO'Sのこれまた魂を揺さぶるような「BROTHER」が鳴り響く第3話のエンディングロールまで残り、画面を食い入るように見つめている姿が印象的だった。
 劇場を出て人気のないフランクフルトの暗い道を歩みながら、東京の町を一晩中彷徨する青年たちの姿が自らの若き日々と重なり、心が熱い想いに満たされた。この若者たちの生き様は必ず、世界中の若者たち・元若者たちの心に届くことだろう。

(取材・文・写真:Maori Matsuura)


ドラマ『火花』

 (2016年、日本)

 ■制作:Netflix
 ■総監督:廣木隆一
 ■監督:白石和彌、沖田修一、久万真路、毛利安孝
 ■原作:又吉直樹「火花」(文藝春秋 刊)
 ■脚本: 高橋美幸、加藤結子
 ■脚本協力:板尾創路
 ■脚本統括:加藤正人
 ■出演:林 遣都、波岡一喜、門脇 麦、、好井まさお(井下好井)、村田秀亮(とろサーモン)、菜葉菜、山本 彩(NMB48/AKB48)、徳永えり、渡辺大知、高橋メアリージュン、渡辺 哲、染谷将太、田口トモロヲ、小林 薫ほか

 ■ストーリー
 売れない芸人の徳永(林 遣都)は、営業で行った熱海の花火大会で先輩芸人の神谷(波岡一喜)と出会う。
 誰にも媚びないスタイルと天才的なセンスに強く惹かれた徳永は、神谷に弟子入りを懇願する。神谷が伝えた唯一の条件。それは――
 「俺の伝記を作って欲しいねん。」
 夜ごと浴びるように酒を酌み交わしては、「お笑い」について熱く語り合う徳永と神谷。
 神谷は自らの笑いの哲学をさらけ出し、徳永はそのすべてを吸収しようとする。
 馬鹿々々しくも純粋に笑いに向き合う時間を共有していく中で、二人の歯車は少しずつ噛み合わなくなっていく――。
 コンビとして少しずつ売れていく徳永と、すべてが思うようにいかずもがき苦しむ神谷。
 ある日、神谷は借金を抱えたまま忽然と姿を消してしまうのであった。

 ■公式サイトwww.hibana-netflix.jp (外部サイト)

 © 2016YDクリエイション



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