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トップページ > 最新ニュース > 深作欣二監督の大回顧特集を開催!

監督デビュー作から「仁義なき戦い」シリーズ全5作、晩年の傑作『バトル・ロワイアル』まで計48本を上映する
深作欣二監督の大回顧特集を開催!

2019-04-07 更新

深作欣二監督kinji-fukasaku
『人生劇場』(1983)撮影現場での深作欣二監督


 国立映画アーカイブでは、2019年度最初の企画上映として、2019年4月23日(火)~5月26日(日)より約1ヵ月に渡り、深作欣二監督の大回顧特集を開催する。


 深作欣二(1930~2003)は、1953年に東映に入社、1961年に『風来坊探偵 赤い谷の惨劇』で監督デビューを果たす。以後、アクションや暴力表現に革新をもたらし、斜陽に陥っていた1960年代以降の日本映画に絶えず喝を入れ続けた。手持ち撮影を駆使した人を斬るようなキャメラワーク、破滅へと突き進んでゆく男たちの人物造形、スターから無数の脇役までを躍動させる行き届いた集団演出など、深作映画のたたえる活劇性は今も色褪せることがない。

 本特集では、『狼と豚と人間』(1964年)をはじめとする陰影に満ちた若き日のアクション映画群や、もうひとつの深作ワールドとも言える妖艶なカルト作『黒蜥蜴』(1968年)、旧来の任侠映画を刷新して「実録」路線を拓き、1970年代日本映画の金字塔になった「仁義なき戦い」シリーズ全5作(1973~74年)、「里見八犬伝」にヒントを得て超大作『スター・ウォーズ』を迎え撃った『宇宙からのメッセージ』(1978年)、大作路線にかじを切った1980年代の日本映画界を背負う巨匠として手がけたヒット作『蒲田行進曲』(1982年)、少年少女同士の殺戮を扱って社会を騒然とさせた晩年の傑作『バトル・ロワイアル』(2000年)など、深作監督が残した劇場向け作品61本(「総集篇」「特別篇」除く)から作品を厳選し、さらにTVドラマ2本を加え、45プログラム(48本)に組んで上映する。これは、2003年の深作監督逝去時に三百人劇場で開催された追悼特集以来、16年ぶりの大規模な回顧特集となる。

 深作映画の尽きせぬ活劇の粋を、国立映画アーカイブの大スクリーンで楽しめる貴重な機会をお見逃しなく。


舞台挨拶のお知らせ

 ・4月27日(土) 4:00pm 『バトル・ロワイアル』上映前 ゲスト:深作健太監督
 ・5月3日(金・祝) 1:15pm 『北陸代理戦争』上映前 ゲスト:高田宏治氏(脚本家)


□■上映作品(45プログラム・48本)■□

 「風来坊探偵」シリーズ 風来坊探偵 赤い谷の惨劇(1961)、風来坊探偵 岬を渡る黒い風(1961)/「ファンキーハットの快男児」シリーズ ファンキーハットの快男児(1961)、ファンキーハットの快男児 二千万円の腕(1961)/白昼の無頼漢(1961)/誇り高き挑戦(1962)/ギャング対Gメン(1962)/ギャング同盟(1963)/狼と豚と人間(1964)/脅迫(1966)/カミカゼ野郎 真昼の決斗(1966)/解散式(1967)/博徒解散式(1968)/黒蜥蝪(1968)/恐喝こそわが人生(1968)/ガンマー第3号 宇宙大作戦(1968)/黒薔薇の館(1969)/血染の代紋(1970)/君が若者なら(1970)/軍旗はためく下に(1972)/現代やくざ 人斬り与太(1972)/「必殺仕掛人」1・2話(1972)/人斬り与太 狂犬三兄弟(1972)/仁義なき戦い(1973)/仁義なき戦い 広島死闘篇(1973)/仁義なき戦い 代理戦争(1973)/仁義なき戦い 頂上作戦(1974)/仁義なき戦い 完結篇(1974)/仁義の墓場(1975)/県警対組織暴力(1975)/資金源強奪(1975)/暴走パニック 大激突(1976)/やくざの墓場 くちなしの花(1976)/北陸代理戦争(1977)/柳生一族の陰謀(1978)/宇宙からのメッセージ(1978)/復活の日(1980)/魔界転生(1981)/道頓堀川(1982)/蒲田行進曲(1982)/里見八犬伝(1983)/上海バンスキング(1984)/華の乱(1988)/いつかギラギラする日(1992)/忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994)/おもちゃ(1999)/バトル・ロワイアル(2000)


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『カミカゼ野郎 真昼の決斗』© 東映


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『ガンマー第3号 宇宙大作戦』© 東映


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『黒蜥蜴』


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『仁義なき戦い』© 東映


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『仁義の墓場』© 東映


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『北陸代理戦争』© 東映


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『道頓堀川』


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『バトル・ロワイアル』© 2000「バトル・ロワイアル」製作委員会


映画監督 深作欣二 Kinji Fukasaku Retrospective

 【会期】2019年4月23日(火)~5月26日(日) ※月曜休館
 【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
 【料金】一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料

 ※ 4月9日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売。[Pコード:559-795]

 【お問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)


 ■ ホームページhttps://www.nfaj.go.jp/exhibition/fukasaku201903/ (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)




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