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2019-08-01 更新
この度、池袋シネマ・ロサでは、企画特集『特集:二人の作家<根岸里紗・田口敬太>』の上映が決定した。
新進気鋭の若手映画作家二人にスポットを当てる特集上映『二人の作家』。その第2弾が池袋シネマ・ロサにて開催される。今回の二人は、根岸里紗監督と田口敬太監督。それぞれの作品、『三つの朝』、『小世界』が各地の映画祭で話題を集め始めている。
いま大注目の2名の映画作家の合計4作品を、各週2作品ずつ2週間に渡って行う特集上映。インディーズ映画ならではの、作家の美意識や個性に焦点を当てた企画となっている。
■ 監督プロフィール
・根岸 里紗<RISA Negishi>
1994年生まれ。群馬県伊勢崎市出身。早稲田大学文学部演劇映像学科にて演劇を学ぶ。脚本『三つの朝』で2016年伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞。同作が初監督作品となる。好きな食べ物はお寿司。
・田口 敬太<KEITA Taguchi>
1986年生まれ。岡山県津山市出身。上智大学物理学科卒。シナリオ講座55期を経て、フリーの演出部、制作部。初長編監督の自主製作映画『ナグラチームが解散する日』は新宿K's cinemaにて2週間レイトショー公開され、その年の新藤兼人賞候補にも選出された。
■ 特集タイトル
特集:二人の作家<根岸里紗・田口敬太>
■ 上映期間/上映作品
2019年9月21日(土)~10月4日(金)レイトショー
9月21日(土)~9月27日(金)
『三つの朝』監督:根岸里紗/『小世界』監督:田口敬太
9月28日(土)~10月4日(金)
『誰もいない部屋』監督:田口敬太/『ふたり』監督:根岸里紗
※ 連日、日替りのトークショー等イベントを予定
■ 上映作品情報
<9月21日(土)~9月27日(金)>
『三つの朝』 英題『Three morning』
(2017年、日本、上映時間:30分)
監督:根岸里紗
プロデューサー:外山文治
撮影:古屋幸一
照明:加藤大輝
録音:間野 翼
衣装:岡澤喜子
メイク:aiko
助監督:田口隆太
製作:橋本由香
撮影助手:田辺清人
美術監督:山下修侍
製作助手:庄司大希
キャスト:兎丸愛美、根矢涼香、唯野未歩子、曽我部恵一、山下翔平、小野莉奈
■ あらすじ:
フリーターの彼氏と先の見えない同棲を続ける二十代の女、上司との不倫をやめられない三十代の女、女手一人で娘を育てる四十代の女。工場の夜勤明け、三人は同じ空を見上げる。
人生が変化する一瞬が必ずしも劇的なものであるとは限らない。つまらなくて愛しい、ありふれた生活について。
作品受賞歴
2016年 伊参スタジオ映画祭短編の部 大賞
2018年 門真国際映画祭 最優秀監督賞
2018年 湖畔の映画祭 最優秀俳優賞
2018年 ながおか映画祭 グランプリ
2018年 神田ファンタスティック映画祭 グランプリ
『小世界』 英題『Inner Worlds』
(2018年、日本、上映時間:54分)
製作・監督・脚本・録音・編集:田口敬太
プロデューサー:外山文治
撮影:松谷 嶺
録音協力:木村聡志、のしほ、大河原恵
キャスト:永田紗茅、小澤雄志、井手口裕樹、木田友和、工藤奈々子、小島彩乃、梨本泰生、高野亜沙美、藤田健彦、のしほ、村松みさき、中島心優
■ あらすじ:
自殺できなかった女子高生と、彼女を助けようとして命を失ったフリーターの男。雨の中、道ゆく人に問いかける謎の女。望まぬ妊娠をしてしまった女と、生きる目的を失ってしまった映像作家の男。
日常の中にあるささやかな幸せについて描かれた小さな世界の三つの物語。
作品受賞歴
2018年 はままつ映画祭 入選
<9月28日(土)~10月4日(金)>
『誰もいない部屋』 英題『『A room with no one』
(2019年、日本、上映時間:未定)
製作・監督・脚本・編集:田口敬太
撮影・照明:小海 祈、長谷川朋史、中桐俊一
録音:田原 勲、吉田康弘、齋藤翔太郎
メイク:藤原玲子
キャスト:小島彩乃、ミネオショウ、品田 誠、木田友和、小原徳子、桜まゆみ、鳥谷宏之、高城ツヨシ、井手口裕樹
■ あらすじ:
誰もいない部屋を見ることは、誰にもできない。公と私の境目についての物語。あるいは、生活の内側と外側について。
『ふたり』 英題『『Two people』
(2019年、日本、上映時間:未定)
監督:根岸里紗
撮影:古屋幸一
キャスト:未定
■ あらすじ:
あの人と一緒にいると安心する。一緒にいるとうれしい。でもどこかさみしい。あの人が私に向けて笑うとき、それが優しければやさしいほど、途方もなく突き放された気持ちになるのだ。一人きりで引き受けなければいけない、人間のさみしさ。孤独?そう、それはおそらく。ふたりでいるときにこそ感じる、浮き彫りになる、私だけの孤独。
■ 本特集への監督コメント
根岸里紗:観てくれた人が、作品を通して自分の内面を見つめ、そこに湧いた感情を取り出して考えたりだとか、昔のことを思いだしたりだとか、そんなことがあったら嬉しいです。作品はあなた一人のための、単なるきっかけに過ぎません。
田口敬太:『小世界』と『誰もいない部屋』はどちらも一人の観客に向けてつくった映画です。ある一人の観客のためだけにつくった「わたし」の映画が、根岸監督の作品と混ざり合って、映画の中にいる「あなた」にどのように届くのか楽しみです。
■ 場所:池袋シネマ・ロサ(東京都豊島区西池袋 1-37-12 ロサ会館内)
TEL:03-3986-3713 info@cinemarosa.net
WEBサイト
http://www.cinemarosa.net(外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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