2019-11-27 更新
日本映画史上初シリーズ「松竹ブロードウェイシネマ」第四弾、『シラノ・ド・ベルジュラック』の初日決定・ポスタービジュアルが解禁となった。
本作、ブロードウェイ再演版『シラノ・ド・ベルジュラック』は、エドモン・ロスタンによる戯曲であり、2007年にリチャード・ロジャース劇場で上演された。プレビュー公演は10月12日から始まり、オープニングは11月1日で翌年1月6日に幕を閉じた。トニー賞作品『NINE』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』等でも有名な奇才デヴィッド・ルヴォーが演出を務めている。1897年のエドモン・ロスタン戯曲を、アントニー・バージェス(『時計じかけのオレンジ』他)が脚色・脚本翻訳。主人公シラノ・ド・ベルジュラックをケヴィン・クラインが演じ、相手役ロクサーヌにジェニファー・ガーナーが、シラノに助けられる若者クリスチャンをダニエル・サンジャタ(『プラダを着た悪魔』他)が演じている。ファンの間でも伝説中の伝説となった演目とされている。
『シラノ・ド・ベルジュラック』、17世紀、フランスに実在した剣豪作家、シラノ・ド・ベルジュラックを主人公にしている。1897年に書かれ、この年にフランスで初演された。それ以降、今日に至るまで、フランスばかりでなく、世界各国で、繰り返し上演されており、ストレイト・プレイの他にミュージカル化、映像化などもされている。近年の日本でも2018年に、吉田鋼太郎、黒木 瞳で上演されている。
その「リチャード・ロジャース劇場」で上演された『シラノ・ド・ベルジュラック』を特別に撮影し、今回の「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズ第四弾として公開されることになった。17世紀中頃のフランス・パリを舞台に、剣豪作家シラノの生死を賭けたロマンチックかつ悲恋物語で、豪快なセリフ回しや“100人斬り”と言われるシーンでの見事な殺陣、演劇史に残ると言われるシラノがクリスチャンに成り代わってロクサーヌへの愛を語りあげるバルコニー・シーンなど必見だ。また、ケヴィン・クライン、ジェニファー・ガーナー、演出デヴィッド・ルヴォー3人の計り知れないパワーが融合された舞台であり、それを余すことなくスクリーンで堪能できる。
熱中すべきは恋する自分の思いではなく、恋する相手の気持ちなのである。巧みな言葉で最愛の人に尽くすシラノへ、賛美の言葉を送らずにはいられないはずだ。世界中で大人気の『シラノ・ド・ベルジュラック』で、いつの時代も恋する者のひたむきさ、この悲恋劇の結末に涙を拭わずに目撃してほしい。本作品で、シラノと共に約2時間の「ラヴ・レター」に酔いしれよう。公開日は2020年3月13日(金)より東劇(東京)他全国順次公開となる。
「松竹ブロードウェイシネマ」第四弾『シラノ・ド・ベルジュラック』
(20007、アメリカ、上映時間:141分)
■ 演出:デヴィッド・ルヴォー
■ 原作:エドモン・ロスタン
■ 翻訳・脚色:アントニー・バージェス
■ 出演:ケヴィン・クライン、ジェニファー・ガーナ―、ダニエル・サンジャタほか
■ 公開表記:配給:松竹
2020.3.13(金)より 東劇(東京)他全国順次公開!
■ 物語:
フランス軍隊に所属し、繊細な詩を綴り、人生観・世界観を多いに語り、剣術の達人であるシラノは、気が強く美しいロクサーヌに恋心を抱いている。しかし、自分の見た目に自信が持てず告白することが出来ない。
その時、ロクサーヌが友人のクリスチャンを慕っていることを知り、美青年ではあるが勘がにぶいクリスチャンの代行で、ロクサーヌへラヴ・レターを書き続ける。
そして、とうとう本当のことがロクサーヌへ伝わってしまう……。
■ 公式FACEBOOKページ: www.facebook.com/ShochikuBroadwayCinema (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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