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2014-04-09 更新
滝川クリステル(日本語ナレーション版ナビゲーター)
新宅広二(日本語ナレーション版監修/生体科学研究機構代表)
配給:東宝東和
5月2日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
© BBC Earth Productions (Africa) Limited and Reliance Prodco EK LLC 2014
『ディープ・ブルー』『アース』のBBC EARTH史上初、ハリウッド最高の3D技術で地球上の未知なる大自然を捉えた、究極のネイチャードキュメンタリー映画『ネイチャー』が、5月2日(金)より全世界に先駆けて公開となる。
3Dカメラが過去に経験のない過酷な環境下での撮影によって、人類が初めて目にするとてつもない冒険の数々。神秘に満ちた野生生物のエネルギーと大自然のスペクタクルのど真ん中に放り込まれ、体と心を揺り動かす感動的な映画体験が味わえる。
この度、本作の公開に先駆け、世界最速3D上映を伴う完成披露イベントが実施され、日本語ナレーション版でナビゲーターを務める滝川クリステル、本作の日本語版監修を担当した生体科学研究機構代表・新宅広二が登壇した。
満席となった会場に清涼感のあるブルーのワンピース姿で登場した滝川クリステル。「ネイチャー映画でナレーションをするのが夢でした!」と語る滝川は、本作の魅力を「3Dになるとこんなにも生き物たちの息遣いを感じるものなんだと感激しました」とコメント。さらに本作のテーマ“地球旅行”をするとしたらどんな旅行にしたいかと問われると、「自分の家族や、(飼っている犬の)アリスと一緒に是非行ってみたいですね」と答え、家族と動物を大切にする滝川の一面をのぞかせた。
本作の日本語ナレーション版監修を担当した新宅広二も登場して次に行われたのは、滝川から会場の観客へのプレゼンテーション。「久しぶりのプレゼン頑張ります!」と語る中、まるで自らも自然の一部になったかのように、生き物たちと一緒に空を飛び、大地を走り、大海を泳ぐ“大自然の王国”への旅の魅力を滝川が一つひとつ丁寧にプレゼンし、会場からは大きな拍手が贈られた。
MC: 皆様、こんにちは。映画『ネイチャー』世界最速3D試写会にようこそ! 本日は、本作で日本語ナレーション版ナビゲーターを担当された滝川クリステルさんにお越しいただいております。それではまず、滝川さんから一言いただけますでしょうか。
滝川クリステル: この度、日本語ナレーション版ナビゲーターを務めます滝川クリステルです。本日はよろしくお願いいたします。
MC: 滝川さん、ついに滝川さんのナレーションが入った本編が完成いたしました! 今のお気持ちをお聞かせいただけますでしょうか?
滝川クリステル: 私にとってBBC EARTHは、未知なる世界がこんなにも広がっていることを気づかせてくれた存在なので本当に大好きなんです。これまでの作品もたくさん観ていますし、イギリスの本部にも行かせていただいて今回の監督でもあるニール・ナイチンゲールさんともお話させていただいたんですが、本部に今の活動を記録してるホワイトボードがあって、そこにこの『ネイチャー』のことが記されていたんですよ! それが2年前のことですが、こうやって今初公開されて、自分がそのナレーションをさせていただくことに縁を感じますし、本当に嬉しいです。今日ここにいる皆さんが世界でこの映画を観るお客様第一号ですからね!
このあと私もはじめてナレーション版を観るので緊張しますが、ナレーションは物語にとって大切な役割だと思いますので、一生懸命取り組みました。
MC: 本作品はBBC EARTH初めての3D作品です。滝川さんは今まで数多くネイチャードキュメンタリー作品をご覧になっていると思うのですが、他の作品と比べて今回の魅力はどこにありますでしょうか?
滝川クリステル: やっぱり3Dですよね! 今まで私が見たことのある光景も映画に登場するんですが、3Dになるとこんなにも生き物たちの息遣いや自然のスピード感を感じるものなんだって驚きました。その場にいられるような気持ちになりますし、より愛おしさを感じます。
MC: ナレーション収録の際に、何かトライしたことや気をつけたことはありましたか?
滝川クリステル: 英語版の本編は男性がナレーションをやっていて、力強さがあるんです。ですが、日本では女性の私を選んでいただきましたので、女性でしか表現できない音のトーンや、母性を意識して、自然に語りかけるような気持ちでやらせていただきました。
MC: 本作のテーマが火山や砂漠、海など7つのエリアを巡る地球旅行ということで、その中で実際に行かれてみたい場所はどこになりますでしょうか?
滝川クリステル: ドキュメンタリーの取材などで色々なところに行かせていただいていますが、もう一度行きたいのは火山ですね。火山からでるマグマのダイナミックさ、力強さが地球を作っているというのをもう一度肌で感じたいし、また行きたいです。
MC: ちなみに、どんな地球旅行にしたいですか?
滝川クリステル: 自分の家族や、震災のときに引き取ったラブラドールのアリスがいるので、一緒に是非行ってみたいですね!
MC: 映画の中でも動物の家族がたくさん出てきますが、アリスの親として、ご一緒に生活されている中で、どんな瞬間や仕草が好きですか?
滝川クリステル: 夢を見ている時でしょうか。動物も夢を見るんですよ! 足が勝手に動いたりするんですけれど、今朝足元で何か動いているなと思ったら、アリスが寝てるのにしっぽをパタパタ振っていて。面白いですよね(笑)。
MC: 今回はBBC EARTHが初めて3Dで撮影するという大きなチャレンジをしていますが、滝川さんが今チャレンジしていることはありますでしょうか?
滝川クリステル: 私は元々動物や自然の保護に関心があるんです。どうしてもほっておけなくて。今も捨てられて困っている動物たちがいるので、行動を起こして救いたいと思っています。アリスがきっかけになりましたけど、いずれ財団のような形で、住処をなくした動物たちの保護に取り組みたいです。
MC: 本日この場にいる観客の方々には、全世界に先駆け『ネイチャー』をご覧いただくのですが、これから映画館でご覧になる方々を含め、より一層楽しんでいただけるような作品の魅力を滝川さんがプレゼンしてくださると伺っていたのですが?
滝川クリステル: 懐かしい響きですね(笑)。久しぶりのプレゼン、頑張ります。
MC: それは楽しみですね! ここからは過去BBC EARTHの作品などの監修に携わり、本作でもナレーションの監修をしていただいております、生態科学研究機構の理事長、新宅広二先生をお招きしてお話を伺いたいと思います。新宅先生、よろしくお願いいたします。
新宅広二: 日本語ナレーション版を監修しました新宅です。よろしくお願いします。
滝川クリステル: 先生はナレーション録りの時に、夜中の2時半まで付き合ってくださいました!
MC: そうなんですか! ナレーション版の完成にお二人の努力があったということですね。では早速一つ目です。(スクリーンに滝の写真が登場)滝川さん、こちらはどこでしょうか?
滝川クリステル: こちらは世界最大級の滝のひとつでビクトリアの滝です。毎分最大で5億リットルの水が流れ落ちる滝を落下していくシーンは3Dならではの迫力で、世界初の映像になります。準備だけで1週間かかったらしく、撮影機材もこの映像をとるために開発された世界で一つしかない高価なものなので、同じ重さのおもりを使って、何回もカメラが落ちないように実験したみたいです。ケーブルの途中でカメラの制御不能になったりとアクシデントを乗り越えた映像は、監督が24年間自然を撮影してきた中で最も野心的なショットとおっしゃっていましたので、楽しみにしてほしいですね。
MC: 確かに3Dで見るとあの落ちる感じは今まで体験したことなかったです! 新宅先生、ビクトリアの滝を落ちた先にはアフリカ最大の爬虫類がいるんですよね?
新宅広二: ナイルワニですね。映画の見どころのひとつになるアフリカ最大のワニです。彼らのかっこいいところは、集団で狩りをするんですけど、歯の形状的に肉を噛み切れないんですね。なので仲間と共に肉を回転させながら獲物を食べるんです。
MC: 続きまして二つ目です。(スクリーンにゾウの写真が登場)こちらはアフリカゾウですね。
滝川クリステル: 乾季になるとアフリカゾウたちは水を求めて旅に出るのですが、飲めない泥水に関しては体中に泥をつけて日焼け止めがわりにするんです。その一コマの写真なんですが、実はかなり貴重なシーンなんです! 前にいる母親ゾウがあることをして子供を泥沼から助けるんですけど、めったに見られないシーンなので、注目してください。
MC: 新宅先生は、アフリカゾウのシーンで注目ポイントは何かありますでしょうか?
新宅広二: この映画では彼らの浴びる泥のきめ細かさまで観られるですよ。解像度の高い映像だからこそ観られる筋肉の動きや目の輝きが素晴らしいです。目の中に風景が見えるんですよ!
MC: いよいよ最後になりますが三つ目です。(スクリーンに砂漠の写真が登場)こちらは砂漠でしょうか?
滝川クリステル: 監督が撮影で一番大変だった場所がナミブ砂漠だったようです。砂と気温の高さがカメラにとって大敵だけでなく、撮影できるベストの時間が朝と夕方の各1時間ほどしかないのと、動物の動きに合わせて、撮影する人たちの足跡を見せないようにするのが苦労したみたいで、本編の映像を撮影するのに約2週間かかったそうです。
MC: 新宅先生は、砂漠の世界の動物で注目してほしい動物はいますでしょうか?
新宅広二: シャベルカナヘビですね。危険があると砂に潜るんですが、足を上げるコミカルな動きがかわいくて、国の切手になっているくらい人気があるんですよ!
MC: ちなみに滝川さんの中で印象に残っている動物はいますか?
滝川クリステル: 私はカメレオンなんですよ。彼らの動きとか七変化するところとかとにかく可愛くて! 前に取材でアフリカに行ったときたくさん見たんですが、連れて帰りたいくらいでした!
MC: 貴重な情報をありがとうございました。それでは最後に、滝川さんから本編を観ていただく皆さんに一言頂きたいと思います!
滝川クリステル: 皆さんも環境のことを気にかけながら日々過ごしていると思いますが、この作品にも多くの生き物たちが出てきます。ぜひ彼らを守ろうというまなざしで、愛情を持って観て頂けたらと思います。お子さんから大人の方まで楽しめるように、夜中までナレーションを頑張りました! 最後まで目が離せない作品ですので、どうぞ楽しんでください。
(オフィシャル素材提供)
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