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2014-05-25 更新
ラッセル・クロウ
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
6月13日(金) TOHOシネマズ日劇1ほか全国ロードショー
© MMXIII Paramount Pictures Corporation and Regency Entertainment(USA)Inc.
All Rights Reserved.
映画『ノア 約束の舟』に主演しているラッセル・クロウが緊急来日。都内にて行われた試写会の舞台挨拶に登壇した。ラッセルの来日は2010年公開の映画『ロビン・フッド』以来約3年半ぶりとなる。
カンヌ国際映画祭に参加した後、本作の最後の公開地である日本へ急遽来日したラッセル。満員の会場に向かって「ハロートーキョー!」と呼びかけ、「日本に来るといつも温かく迎えてくれ本当に感謝しています」と挨拶した。
本作は、『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督が、旧約聖書に登場する「ノアの箱舟」を原案に、監督自らの斬新な解釈で独自の人間ドラマを描き出し世界が大洪水によって滅びることを知ったノアが、強い使命感に駆られて巨大な箱舟を作り始める姿を壮大なスケールで描く。
終始ご機嫌な笑顔を見せたラッセルは、「来日してもいつも観光をする時間がない。わたしは日本文化にすごく魅了されているので、いつか子供たちを連れて、東京以外の場所も観光してみたいね。子供たちに素晴らしい日本文化をぜひ体験させてあげたいんだ」とコメント。
本作については「雨のシーンが大変だった。何日も何日もずぶ濡れになった。一日12時間以上も凍りつくような水だった。ダーレン(監督)は、ニューヨークのインタビューで“水は温めていた”と言っていたけど、それは嘘だよ(苦笑)。これまでで一番大変な経験だった。オファーを受けた自分を呪ったよ」とジョーク交じりに過酷な撮影を振り返った。
共演者については「全てのキャストが素晴らしかった。アンソニー・ホプキンスとの久々の再共演も、偉大な俳優レイ・ウィンストンとの仕事も嬉しかった。『ビューティフルマインド』の時も僕の妻役だったジェニファー・コネリーとは、『随分長い間結婚してるね』と現場で話していた。ローガン・ラーマンの成長も嬉しかったね」と話した。さらに、エマ・ワトソンとの共演についても振り返った。「日曜日は一緒にブロードウェイのダンスレッスンを受けに行っていたんだ。“ハーマイオニー”(「ハリー・ポッター」シリーズでのエマの役名)とワルツを踊るのを楽しみにして、この仕事を乗り切ったんだ」と楽しそうにエピソードを披露した。
最後にラッセルは「アロノフスキー監督のフィルム・メーカーとしての素晴らしさが出ている作品であり、映画を観た次の日の朝も、この映画のメッセージについて考えているはずだよ」とメッセージを残した。
先日、監督が来日したばかり。キャストが一緒じゃなかったので残念な思いをしていたら、なんと主演のラッセル・クロウがびっくりの緊急来日。すっかり貫禄がついて、「ちょっと身体を絞って欲しいな」と思わせたが、疲れも見せず、終始ご機嫌。会場に招待されたファンにも笑顔を振りまいていた。
(取材・文・写真:福住佐知子)
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