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2014-03-03 更新
300万部を超える衝撃のベストセラー「告白」でデビュー以来、次々と話題作を手掛ける作家湊かなえ。第149回直木賞候補(「望郷」 7/17受賞作発表)にも名を連ね、「贖罪」「夜行観覧車」と映像化が続くなか、昨年夏に刊行された傑作サスペンス長編「白ゆき姫殺人事件」が映画化される。
湊作品の映画化は、『告白』(10/中島哲也監督)、『北のカナリアたち』(12/阪本順治監督/原案「二十年後の宿題」『往復書簡』所収)以来。「小説すばる」での掲載と並行してWEBで関連資料がアップされるという新たな試みも話題となり、出版前から映画化のオファーが殺到。
監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』(08)、『ゴールデンスランバー』(10)、『奇跡のリンゴ』(13)など、ヒットメーカーでありながら、複雑な物語を巧みに描き切る手腕で高い評価を受ける中村義洋。
事件の鍵を握る重要人物として疑いのまなざしを向けられる主人公【城野美姫】を演じるのは、『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した井上真央。食い違う人々の証言に合わせて、まったく異なる表情を演じ分けたその演技力には、あらためて高い評価が集まるに違いない。ワイドショーのディレクター【赤星雄治】役には、映画・テレビと話題作への出演が相次ぐ綾野 剛。取材で入手した情報をTwitterでつぶやき、ネット空間を炎上させる浅はかな男を見事に演じ切った。また、美姫の後輩で、旧知の赤星に大事な情報をリークする【里沙子】役に蓮佛美沙子。謎の死を遂げる美人OL【典子】役には、これが映画初出演となる菜々緒。美姫の故郷に住む小学校時代の親友【夕子】役を演じたのは貫地谷しほり。美姫が勤める会社の上司で、殺された典子の元恋人【篠山】役に扮するのは金子ノブアキ。いずれも人気と実力を兼ね備えた共演陣が、謎に満ちた物語を多彩に彩っている。
理想的な監督とキャストを得て、映画ならではの表現を付け加え、誰も見たことがない重層的なサスペンスが誕生する。
ストーリー日の出化粧品の美人社員・三木典子が何者かに惨殺された。
この不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫。典子と同期入社の、地味な女性。テレビのワイドショー取材により、美姫の同僚・同級生・故郷の人々そして家族、と関係者たちが美姫に関して語っていく。だがそれぞれの証言には驚くべき内容が……。
過熱報道、ネット炎上、クチコミの衝撃。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも――。
(2014年、日本、上映時間:126分)
キャスト&スタッフ
監督:中村義洋
原作:湊かなえ
脚本:林 民夫
出演:井上真央、綾野 剛、蓮佛美沙子、菜々緒、貫地谷しほり、金子ノブアキ、谷村美月、染谷将太、生瀬勝久ほか
配給
松竹
2014年3月29日(土) 全国ロードショー
オフィシャルサイト
shirayuki-movie.jp
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