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2013-09-15 更新
英題:The House of Rising Sun先の参院選で、無所属の新人で唯一当選して話題となっている山本太郎が初めて出演した原発を扱った映画である『朝日のあたる家』。
5月のロサンゼルスの映画祭での上映では、アメリカ人が感動の涙を流し、6月29日、30日にロケ地である静岡県湖西市で行った完成披露上映会には、2日間で3000人の動員を達成したにもかかわらず、原発事故を扱った映画ということもあり、東京での公開がなかなか決まらなかった。その旨を聞いた全国の有志の方たちを中心に、自主的にTwitterなどで署名活動が広まり、多くの人から上映が待ち望まれている中、9月14日からの愛知での公開が決定! 9月21日からは大阪のシアターセブンでの上映が決定し、そのニュースを映画の公式Twitterアカウントで流すと、大量にリツイートされ過ぎたためか、公式Twitterアカウントが凍結! その後も、「ぜひうちの県でも!」というツイートだけでなく、各地の映画館に、「ぜひ上映してほしい」と直接直訴する有志の声が止まらず、この度ついに、東京での公開も決定した。しかも、観たいという観客の要望が強く、重要性が高い内容ということで、急遽、9月28日に緊急公開することになった!
山本太郎が、「脚本を読んで、テレビ、新聞などのマスコミ、メディアのスポンサーへの気遣い偏向報道で事実を知ることができていない人たちにも、もしかしたらこの作品を通して原発事故の悲惨さが疑似体験できるのではないか、と思いました。私生活で原発へのアクションをしているので、作品などで表現する必要はないと出演を決めるまでは思っていたのですが、監督と話し合い、脚本を読んで自分の考えが変わりました」という本作。太田隆文監督も、「原発の再稼働ラッシュが始まらない内に多くの人に観てほしい」と願っているため、上記劇場を皮きりに、全国各地で上映されることが期待されている。
ストーリー静岡県、湖西市。自然に囲まれた美しい町。そんな町に住む平田一家。お父さん(並樹史朗)は農業。お母さん(斉藤とも子)は主婦。長女(平沢いずみ)は大学生。妹(橋本わかな)は中学生。日本中どこにでもいる平凡な家族。ただ、長女のあかねだけは、この町が好きではなかった。大きなショッピングセンター、映画館やコンサートホールがない。就職後は都会で一人暮らしを夢見ていた。
そんなとき起こった大きな地震。原子力発電所が爆発。避難勧告。1日で帰れると思っていたら、何ヵ月も帰れない。父は仕事を失い、母はノイローゼ、妹は病気になる。ようやく許可された一時帰宅も1時間の制限付き。荷物を取ってくることしか許可されない。福島と同じ事態だ。あかねたちの家族もまた、大きな悲しみの渦に巻き込まれて行く。
(2013年、日本、上映時間:118分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:太田隆文
出演:並樹史朗、斉藤とも子、平沢いずみ、橋本わかな、いしだ壱成、藤波 心、山本太郎ほか
配給・宣伝
渋谷プロダクション
9月28日(土)よりアップリンク他全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
http://asahinoataruie.jp/wp
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