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2013-06-29 更新
デボラ・フランソワ、レジス・ロワンサル監督
配給:ギャガ
8/17(土)より ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!
© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma
– France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions
– La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)
© Photos - Jaïr Sfez.
6月21~24日まで開催されたフランス映画祭2013にて、映画『タイピスト!』のレジス・ロワンサル監督とヒロインのデボラ・フランソワが来日、有楽町朝日ホールにて舞台挨拶とQ&Aが行われた。
映画鑑賞後の興奮冷めやらぬ中、黒のシックなワンピースのデボラ・フランソワと、黒のジャケット姿のレジス・ロワンサル監督が登場すると拍手喝采。「可愛い!」との歓声も聞こえた。続く、Q&Aではたくさんの質問が飛び交い、大いに盛り上がった。
レジス・ロワンサル監督: ある日、タイプ早打コンテストのドキュメンタリーTVを見て、「クレイジーだ!」と驚き、この映画のストーリーを思いついた。3~4年かけてリサーチし、タイプライター早打チャンピオンにも会った。そしてロッキーみたいなスポ根映画にできないかと考えたんだ。
デボラ・フランソワ: 私は女ロッキーってこと?
レジス・ロワンサル監督: メンタリティはロッキーだよ。(会場笑)
デボラ・フランソワ: 本当にこの役を演じたいと思ったわ。他のライバルの女優は殺すくらいの意気込みだった。(会場笑)
デボラ・フランソワ: 私もあのシーンが大好き。あれはアドリブなの。50年代の女性なのに、ベッドに寝転がって足をあげるなんて! 私がそうすると現場は爆笑だったの。あとは、平手打ちのシーンが好き。ロマン・デュリスに仕返しをした感じね(笑)。
レジス・ロワンサル監督: ローズの誕生日にルイがプレゼントをするシーンが好きだね。あとはパリで二人がさよならをするシーン。「ジュテーム(愛している)」と言うが、困惑するデボラが素晴らしかった。
デボラ・フランソワ: スタントは一切ないの。6ヵ月間トレーニングをしたわ。週3回コーチがつき、宿題もあり一日2~3時間の自己練習も毎日行った。監督の要求も高く、優しくなかったので(笑)。
レジス・ロワンサル監督: 確かに大変だった。世界各国からタイプライターを200台くらい集めたんだ! あの頃のタイプライターを、しかも2台同じものを揃えるのは至難の業だった。そして見つけても、どれもとても古いので、新しいものに見える様に手直しが必要だった。世界観は、観客が50年代にダイブするように細部までこだわり抜いたんだ。
デボラ・フランソワ: フランスにはこういうことわざがあるわ。“何かに秀でた人は役者になっていない”(笑)。
レジス・ロワンサル監督: バスルームから出てくるシーン、ネオンライトのラブ・シーンはヒッチコックの『めまい』へのオマージュなんだ。
デボラ・フランソワ: 日本に戻って来られて嬉しいわ。日本にくるチャンスはあったけれど、関東大震災の影響でなかなか来日は難しかった。また皆様にお会いできて本当に嬉しく思っているの。
最後、デボラ・フランソワは感極まりつつ日本への思いを語って、舞台挨拶を終えた。
(オフィシャル素材提供)
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