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2013-05-12 更新
「銀河鉄道999」など日本のアニメ史上に輝くエポックである巨匠松本零士のSFアニメは、70年代~80年代初頭に一大ブームを捲き起し、もはや永遠の人気コンテンツとなっている。
そして今、最大の注目を集めているのが「宇宙海賊キャプテンハーロック」である。地球連邦政府に叛旗を翻しながら、人類のために戦う宇宙海賊キャプテンハーロックと、無敵の宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ仲間たちの物語は78年からテレビ放送され、多くの少年の胸を打った。またハーロックというキャラクターは映画版「銀河鉄道999」に登場するなど、松本零士ワールドを結ぶパイプ的役割を果たす最重要キャラクターでもあるのだ。
そして、ついにこの松本零士世界の“魂”ともいえる伝説の作品が、圧倒的なスケールと迫力・驚異の映像とともに蘇る。それは単なる過去作品のリメイクではない、あたかも昔の『バットマン』と、『ダークナイト』などノーラン版バットマンの関係のように、基本のキャラクターを活かしつつ新たな世界が再構築された“リブート(再誕)”ともいえる新たな復活である。
「この映画のスタッフは世界で戦うアニメ日本代表なんです」(池澤プロデューサー)と語られる『キャプテンハーロック』には、『亡国のイージス』など多くの実写の大ヒット・アクション大作を生み出した福井晴敏を起用し、原作の魅力とハーロックというキャラクターの陰影を最大限引き出すため、現代社会が持つテーマを投影したストーリーと設定を再構築。更に、映像も最新テクノロジーを投入。単なるCGの枠に収まらない『キャプテンハーロック』独特の、ダークでスケール感がある世界観を表現しながら、スピーディーな魅力に溢れるアクションを実現している。スタッフは世界で活躍するジャパン・クリエーターの旗手、『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志監督の下、ハリウッドの制作スタイルを初めて取り入れ日本の名だたるスタジオから腕利きのクリエイターが集結した。
ハリウッドの映画業界最大手誌「VARIETY」が「ハーロックの世界マーケットへの挑戦が日本アニメ界の今後を担っている」と特集記事を組むなど、すでに海外に大きなインパクトを与えている。海外でも配給権争奪戦が繰り広げられる中、日本人の日本人による全世界マーケットで戦う“メイドインジャパン”の最強アニメとしてリブートした『キャプテンハーロック』がついに世界に解き放たれる――。
ストーリー銀河の果てまで進出した時代、残されたフロンティアのなくなった人類は戻るべき場所=地球への居住権を巡り紛争を引き起こした。この紛争の切り札として建造された四隻のデス・シャドウ級宇宙戦艦。その四番艦・艦長の名前をキャプテンハーロックといった。
しかし英雄と呼ばれたハーロックは終戦とともに姿を消し、呪われた宇宙海賊となって政府に叛旗を翻した。なぜハーロックは姿を消し、海賊となって現れたのか? 今、ハーロック暗殺計画が発令された!!
(2013年、日本、上映時間:115分)
キャスト&スタッフ
原作総設定:松本零士
監督:荒牧伸志
脚本:福井晴敏、竹内清人
声の出演:小栗 旬、三浦 春馬、蒼井 優、古田新太、福田綾乃、森川智之、坂本真綾、沢城みゆき、小林静志、大塚周夫
配給
東映
全国公開中!
オフィシャルサイト
http://harlock-movie.com/