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2013-03-14 更新
大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、三池崇史監督
配給:ワーナー・ブラザース映画
2013年4月26日(金) 新宿ピカデリー他 全国ロードショー
© 木内一裕/講談社
© 2013映画「藁の楯」製作委員会
この春話題のスリル&サスペンス超大作、三池崇史監督の『藁の楯 わらのたて』。2012年夏より撮影がスタートした4月26日(金)公開の本作がついに完成、完成報告記者会見が行われ、国民的人気と実力を兼ね備えた大沢たかお、本作のために髪を切り、今までのイメージを覆す激しいアクションにも挑んでいる松嶋菜々子、数々の大ヒット映画の主演を務め本作ではクズ役<凶悪犯>を演じる藤原竜也、海外でも熱い支持を得ている奇才・三池崇史監督の4人が登壇した。
大沢たかお: 本日はご来場ありがとうございました。昨年夏に日本と台湾で撮った『藁の楯 わらのたて』ですが、日本映画でこれまでにないスピード感、スケール感となっています。
松嶋菜々子: スピード感のある作品に仕上がっています。
藤原竜也: 迫力のある作品が撮れました。あの松嶋さん、大沢さんに失礼な悪態をたくさんついています。全国民に嫌われたいなと思っています(笑)。日本全国民を敵に回す役を演じることに抵抗はありませんでした。キヨマルを演じるということだけではなく、『藁の楯 わらのたて』を撮るということを楽しみました。キヨマルは幼稚で何を考えているかわからないですが、自分の中にも共通する部分があります。たとえば心の中で悪態をついたり。皆さんもありますよね。
三池崇史監督: 昨年の夏、自分の中でやれば出来るキャンペーンを実施して、普段出来ないことや日本映画で出来ないことに挑戦したのが『藁の楯 わらのたて』。台湾ロケなど新しいことにチャレンジし、精一杯持てる力を出して素晴らしい作品に出来たと思います。
大沢たかお: 今までやったことのない台湾での撮影ができました。これほど手足を縛られたような感覚で芝居をするのは初めての経験でした。また、初めて三池監督とご一緒することができ役者冥利に尽きます。監督は演出のときに自分で芝居をして見せるんですが、それが異常に上手くてプレッシャーでした(笑)。ずっとお仕事させていただく機会を待っていましたが、全幅の信頼を置いてできたと思います。
松嶋菜々子: 今回三池組は初でしたが、お互いを信頼している組でした。監督も現場の雰囲気を良くしてくださり、良い意味で緊張感やメリハリがありました。新幹線でのロケは朝5時までに新幹線自体を返さなければならなかったのですが、時間もきっちりと配分をされていて、すごい監督だと思いました。
藤原竜也: キヨマルを淡々と演じようと思っていたのですが、さすが三池監督で、サクッと演じることはできませんでした。この作品は思っていた以上にアクション映画になっています。後から観たら、良いスピード感で予想しなかった映像になっていました。
三池崇史監督: 皆さん優しい人たちでした。僕は超人を撮っているという楽しみがありました。皆さんを撮ることがドキドキ・ワクワクして素敵でした。
松嶋菜々子: 男に見えるように動きやしゃべり方に気をつけました。子育てをやりながらSPとして働く役柄で、仕事は仕事と割り切る役に共感しました。
藤原竜也: SPの松嶋さんは毎日きれいでした。(キヨマルとして)松嶋さんに失礼な悪態をついていたので、謝りながらやりました(笑)。
松嶋菜々子: 監督が現場で藤原さんに「このセリフを言ってみて」とセリフを変え、指示していたので怒らなかったですよ。
三池崇史監督: 松嶋さんは真夏の熱いアスファルトに寝っころがらなくてはならないシーンで、「テストではいいので本番で」と言ったら、「大丈夫です。仕事しながら岩盤浴している感じです」と仰ってました。マイナス点をプラスに変えることのできる人でした。
大沢たかお: 堅いわけではないけど、貯金して数字を見てみたい。大きい額なのでとまどってしまいますね。
松嶋菜々子: ちょこちょこ使うのはあれなので、ドーンと使いたいです。たとえば山中教授の研究費に寄付したいですね。
藤原竜也: 僕は堅実なのでちょこちょこと使いますね。
三池崇史監督: 僕は逃げます。なくなったら戻ってきます。突然入ってきたお金に、ドーンと使ったりすることはできないですよね。蜷川はある種の正義なんです。10億円を使って凶悪犯のキヨマルを殺すように仕向けるのですから。
三池崇史監督: ハリウッドは大好きで、子供のころはブルース・リーが憧れですが、ハリウッドで撮りたいとはあまり思わないです。ただ、お金を沢山もらえるので、一回ぐらい撮ってみるのもありかもですね。
大沢たかお: 銘苅役でのオファーは来ないと思うので、ハリウッドではキヨマル役を狙いたいですね。今度は世界中から命を狙われますね。
大沢たかお: 『藁の楯 わらのたて』はエンターテインメントであり、その先にはドラマがあります。近年の日本映画にはないスピード感やスケール感があり、日本映画への挑戦を乗り越えた作品です。みなさん、是非劇場に足を運んで本作を観てください。
(オフィシャル素材提供)