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2013-03-10 更新
原題:HITCHCOCK世界で最も有名なフィルムメイカーで、没後30年を超えた今もなお、“サスペンスの神”と称えられるアルフレッド・ヒッチコック。だが、誰もが認めるその不世出の才能にも関わらず、彼は生涯一度もアカデミー賞®監督賞を手にすることはなかった。
そんな心の葛藤を抱えた無冠の帝王を叱咤激励し、新作製作のたびに立ちはだかる幾多の逆境を共に乗り越えた女性がいる。優れた映画編集者にして、ひらめきに満ちた脚本家であり、常に厳しいアドバイザー、ヒッチコックが唯一信頼するパートナーでもある、妻のアルマだ。ノークレジットで脚本を書き直すなど、ヒッチコックとアルマのコラボレーションを知る、ごく一部の関係者と評論家たちが、彼女なくしては数々の傑作は生まれなかったとまで断言する存在なのだ。
神と、その神を創った妻と──二人の天才の知られざる物語が今、明かされる!
特殊メイクを入口にヒッチコックの人間性にまで分け入ったのは、『羊たちの沈黙』でアカデミー賞®に輝いたアンソニー・ホプキンス。当代最高峰の演技派俳優が、ユーモアと敬意を込めて、様々な強迫観念を秘めた天才の素顔に迫る。妻のアルマには、『クィーン』でアカデミー賞®を獲得したヘレン・ミレン。映画製作では夫に引けを取らない完璧なプロフェッショナルだが、私生活では茶目っ気があり愛らしいアルマを体現し、広く女性の共感を得るに違いない。そしてここに、英国を代表する二人のアカデミー賞®俳優の初共演が実現した!
新作のワールド・プレミアでヒッチコックは、記者の「そろそろ引退されますか?」という質問に憮然とする。1959年、46本の作品を世に出し、60歳になっても、ヒッチコックは唯一無二の映画を作りたかった。そんな彼が目をつけたのは、実在の凶悪殺人犯エド・ゲインを描いた小説「サイコ」。ところが、内容を知った映画会社には出資を断られ、映倫には殺人シーンは許可できないと突っぱねられる。
妻のアルマの協力で、何とか自己資金で製作を開始するが、映画史上かつてないシーンの撮影にトラブルは山積み。最強の味方のはずのアルマは魅力的な脚本家ウィットとの共同執筆に熱中し、夫婦の絆まで揺らぎ始める。ヒッチコックはプレッシャーから倒れ、アルマの助けで何とか撮影は完了するが、第1回の試写の評判は最悪。だが、互いの関係を見つめ直した二人の鮮やかな逆転劇が始まった──!
(2012年、アメリカ、上映時間:99分)
キャスト&スタッフ
監督:サーシャ・ガヴァシ
原作:スティーヴン・レベロ「ヒッチコック&メイキング・オブ・サイコ」改訂新装版(白夜書房刊)
出演:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、ダニー・ヒューストン、トニ・コレット、ジェシカ・ビール、ジェームズ・ダーシーほか
配給
20世紀フォックス映画
4月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー
オフィシャルサイト
hitchcock.jp
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