このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2012-06-17 更新
アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、マーク・ウェブ監督、アヴィ・アラド(プロデューサー)、マット・トルマック(プロデューサー)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
6月23日(土)、24日(日) 世界最速3D限定先行上映決定!(一部劇場を除く) 6月30日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開!
(C)2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & (C)2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
6月23日(土)、24日(日)、世界最速3D限定先行上映『アメイジング・スパイダーマン』に先駆け、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンが再来日、初来日のリース・イーヴァンズとマーク・ウェブ監督も登壇し、記者会見に臨んだ。
マーク・ウェブ監督: なんだか平和条約でも結ぶんじゃないかというような雰囲気ですね(笑)。ここに来られて嬉しいです。日本という素晴らしい国で最初にこの映画を紹介できるのはとても光栄に思います。実は私にとって初めての来日で、とても楽しみにしています。今日はどんどん質問してください。
リース・イーヴァンズ: 温かい歓迎をありがとうございます。僕も初めての来日で、すごい人の数ですね。こんなに素晴らしい映画を日本でプロモーションできることを本当に光栄に思います。
アンドリュー・ガーフィールド: アリガトウゴザイマス。また戻ってこられて嬉しいです。スパイダーマンというキャラクターにとって、日本という国はとても大切ですし、みなさんにとっても大切なキャラクターかと思います。そんなスパイダーマンをみなさんとシェアできることが嬉しいです。
エマ・ストーン: とても緊張していて、もう何を言っていいか……。また東京に戻ってこられて嬉しいです。日本は世界中どこよりも早く観られる国で、それだけこのキャラクターを愛してくださっているということだと思います。アンドリューは、スーツを着ることは大変な責任だったと思います。私はグウェンを演じれて大変光栄です。
アヴィ・アラド: 今日はありがとうございます。SONYの本拠地であるこの東京に、作品を携えてこられたことはとても特別なことです。ここには何度も足を運んでいますし、以前も東京でプレミアを開催し大ヒットとなりました。今回もそうなれば良いなと思っています。友人もたくさんいる美しい国。スパイダーマンがいつ建物に上っていてもおかしくない国ですよね。こうやって皆さんにまたお会いできたこともまた特別なことだと思っています。
マット・トルマック: 数ヵ月前にも来日し映画について語りましたが、そのときは完成していなかったので「素晴らしい作品をお届けします」と約束して帰りました。今回はこうして完成した状態でまた東京に戻ってこられました。あらゆるイマジネーションを沸きたて、どんな期待をも超えるとても誇らしい作品です。東京には大好きな街で何度も来ています。まるで故郷に戻ってきたような気持ちもありますね。私は1日早く来て、実は昨日ぶらぶらと歩きました。今日は何でも質問をぶつけてください。
マット・トルマック: 最初は物語をすべて伝えたいという気持ちがあったのですが、特に今回は“ピーター”の秘密に迫ろう、彼に、そして彼の両親に何があったのかについて描こうと考えました。今までがスパイダーマンについてだとしたら、今回はピーターについて、ですね。それからアヴィと話したのは3Dでぜひ見せたいということ。スパイダーマンはマジカルな存在で、誰でも感情移入できるキャラクター。もし彼の主観でスイングできたら、彼の気持ちを味わえたらきっと素晴らしいだろうと思いました。当時は技術がなかったですが、今回はこれは3Dでやるしかないよね、とすぐに決めました。
アヴィ・アラド: まず未来を見据えた新しい物語にしようと考えました。しかも今私たちが生きている時代に合う作品にしたかった。そのために、自分を持っている賢い女性=グウェンというキャラクターがいて、エマが素晴らしい演技で魅せてくれました。ピーターもさまざまな経験をして、自分で自分の運命に向かっていく、そして責任を自覚し実行していきます。それらをカタチにしてくれたのはマーク・ウェブ監督。彼は今日的は感覚で、恋愛、生きていくクリアリティを描く素晴らしい才能を持っています。恋愛や二人の成長はもちろん、悪役リザードにも、ピーター、さらには観客にグッとくるエモーショナルな要素があります。“ウェブ”=蜘蛛の巣という偶然もありますが、とても素晴らしい誇らしい作品になったと思います。
マーク・ウェブ監督: もちろんプレッシャーは大きかったですが、それよりも17歳の頃の自分に戻って、やっと夢がかなったという気持ちが大きかったです。素晴らしいスタッフ&キャストと協力して創れるというのは、2年という長い時間がかかりましたが、毎日が光栄な気持ちの連続でした。これは若者の、一人の“人”の映画だと思っています。彼の個人的な旅路を描ければ、大きなアクションが現実的に感じられると考えました。ひとつひとつの感情、ドキドキの加速、大きなスコープ、それらがこの映画で描けられていたらいいなと思っています。
アンドリュー・ガーフィールド: つい最近IMAXの3Dで観ました。僕は3歳の頃からの大ファンで、このキャラクターが動く姿を、3Dで観られるというのは本当に素晴らしいアイデアだと思います。自分が飛んでいるような興奮を覚えました。でも僕が彼なわけで、混乱しながら観ました。彼の役割、困難、犠牲、何を探しているのか、そして運命。これらは今の僕の人生を形作ったとも言えるくらい重要なキャラクターです。それになりきってこのスーツを着るというのはもう圧倒です。トビー・マグワイアの仕事を継げたのも名誉でした。
好きなシーンはたくさんありすぎるのですが、僕は自分が出ていないスタントの彼らが出ているすべてのシーンを挙げます。そして映画そのものが好きなシーンでもあります。答えが長くてゴメンナサイ(日本語で)。
エマ・ストーン: アンドリューの答えが長いので私は短くしますね(笑)。出来上がった本編を観るのは楽しかったです。でも自分を見るのはお薦めできないですね。だって3Dで、しかもあんなに巨大なんですもの(笑)。映画はすごく大好きでした。スパイダーマンと3Dは完璧なマッチですね。スパイダーマンのために3Dがあると言っても良いくらい。それに私はニューヨークに住んでいたので、ニューヨークの景色がとても美しく描かれていたのも嬉しかったです。
好きなシーンは、ピーターがいろいろと試しながら力を見つけていくシーン。ユーモアがあるシーンが特に好きです。
リース・イーヴァンズ: 僕は日本語が本当は上手いんですけど、今日は英語で話しますね(会場笑)。エマが言ったように、僕も初めて3Dで自分の姿を見たのはとても奇妙でした。それにあんなに大きなトカゲを見るのは貴重な経験ですよね。技術の進歩に驚きました。CGの中に自分がいる、そのリアルさに良い意味で嫌でもあり、同時に感動も覚えました。
好きなシーンはたくさんあるのですが、強いてあげるならばこの二つのシーンを。一つはスパイダーマンがコンクリートの壁に押し付けられ、それでもニューヨークの街を見上げるシーン。もう一つはおばさんのために卵を持って帰るシーン。世界を悪から守るという大きな仕事しながらも、でも小さな約束も守る。それがこのキャラクターの恒久的な人気に繋がっているのだと思います。
アンドリュー・ガーフィールド: 質問ありがとうございます。そして、スパイダーマンのために赤いジャケットを着てくれてありがとうございます。
抜擢されたときは、本当に純粋に夢がかなったという喜びで、それは言葉ではとても表せられないですね、絵画でも歌でも。この気持ちがいつか自分でも完全に理解できるときが来るのかもしれないけれど、とにかく今までの人生で一番素晴らしい気持ちでした。
スーツは、かゆくて着心地が悪いし、トイレにも行きにくいという不便さもあり、残念ながらそこで夢は崩壊しました……というのは冗談で(笑)、監督と衣装デザイナーがデザインしたとても美しいスーツに圧倒されました。今でも時々喜びがふつふつと沸いてくるくらいです。
リース・イーヴァンズ: モンスターというのはこれまでいろいろな映画に出てきました。リザードは人の命を救いたい、飢えのような気持ちから生まれます。ただし彼は冷血動物の心が人間の倫理に影響を及ぼすという点を見逃していました。リザードという存在は「警告」だと思うんです。人間のそういった技術がどんな影響を及ぼすのかという警告。彼を怖いと思うのであれば、それは人間が怖いということ。つまりモンスターは人間の中にいるということだと思うんです。
エマ・ストーン: リースの答えがあまりにも完璧で、その後に応えるなんて……。代わりに応えてくれる?
リース・イーヴァンズ: じゃあ僕がアンドリューにキスしようか?
エマ・ストーン: ぜひ(笑)。キスについては前回、とても気に入っていて、これがこの作品のアイコンになるかどうかは皆さんに委ねると話しましたので、ぜひご覧になった皆さんのご意見を伺いたいですね。ピーターがスパイダーマンだと解った瞬間のキスで、発見と同時に秘密を共有するということでもあり、そこが素晴らしいところですね。
今後の展開については私も同じ質問をしたいくらいです。今脚本を書いているところだそうで、コミックにはたくさんの要素があるので、どうなるのかとても気になっています。
マーク・ウェブ監督: ヒッチコックを嫌いな人がいますか(笑)? 一番好きなのは『レベッカ』です。確かに『裏窓』のポスターがピーターの部屋に飾ってありますが、それは彼が一種のアウトサイダーであるという表現であり、そしてそれを象徴するようにピーターは「カメラ」を持っています。
エマ・ストーン: 『裏窓』は映画の撮影前に初めて観ました。リザードがいない中で演技をしなければならなくて、まさにそのブルー・スクリーン撮影のお手本だとも思いました。
アンドリュー・ガーフィールド: 演技は難しいものです(会場笑)。ティーンエイジャーを演じるにあたって、過去に戻ってあのときどんな気持ちだったか、どんな体の動きだったかを思い出す作業をしました。思春期は誰もが経験していることで、僕もいろんな感情が芽生え、自分探しの危機もありました。初恋は人生を変えるような経験。ミュータントよりも初恋の人のほうが大事で、危機的な状況でもそちらに気が行くのは分かります。こういった経験しながらも、街を救う、街を守るという運命を選んでいくピーター。誰もが思い出せる気持ちを持っている、それがスパイダーマンだと思います。
エマ・ストーン: 私はひと言だけ。私は高校生役であればいつでも引き受けます。だって後は歳をとるばっかりですから(笑)。
アンドリュー・ガーフィールド: 今朝ホテルで目覚めて、スイッチを押すとカーテンが開いて、眼下には息をのむような東京の景色が広がっていました。こういった経験ができることも本当に光栄に思います。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・来日記者会見