インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

記者会見

トップページ > 記者会見 > 『P.S.アイラヴユー』来日記者会見

来日記者会見

2008-10-05 更新

ジェラルド・バトラー

P.S.アイラヴユー

配給:ムービーアイ+東宝東和
10月18日(土) 有楽座ほか全国拡大ロードショー
(C)2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 夫婦愛をテーマにし、全世界500万人が涙したセシリア・アハーン(21歳)のベストセラー小説が映画化された。この秋にピッタリの感動ラブ・ストーリー『P.S.アイラブユー』の記者会見が都内ホテルで行われ、ヒラリー・スワンクの夫を演じたジェラルド・バトラーが4度目の来日を果たした。

まずはご挨拶からお願いします。

 来日してからずっとインタビュー取材が続いて、今日も朝早くから個室に閉じ込められてしまったので「僕は日本が見たいんだよ~」と少しキレてしまったよ(笑)。でも、ホテルは今までで一番気に入っているよ。皇居が見えるんだ。

役作りで苦労したことを教えてください。

 今回はギターを弾くシーンがあったんだけど、ギターは8歳の頃に触ってから、ず~っと触ったことがなかったので、その練習が大変だった。それと、アイリッシュ・アクセントを覚えるのに苦労したよ。僕はスコットランドの出身だからね。

この映画は手紙が大切なアイテムになって登場しますが、ご自身の思い出に残る手紙にまつわるエピソードがあったら教えてください。

 若いころにペンパル・クラブというのに入っていて、よく手紙を書いていたよ。当時、美しいフランス人の彼女がいたので、ラブレターをたくさん書いていたね(笑)。でも最近は悲しいくらい手紙は書かなくなってしまっているよ。

共演したヒラリー・スワンクの印象と、撮影時のエピソードも教えてください。

 この映画に出たかった一番の理由は、ヒラリーと一緒だということ。初めて会ったときから、フレンドリーで本当に素晴らしい女優だった。共演できて光栄に思っているし、彼女を尊敬もしている。最初に撮ったシーンが階段を一緒にあがるシーンで、何度か撮りなおしたんけれど、彼女は上にのぼるたびに何かを見ていたんだ。“彼女の見ている何かが、彼女の演技の秘訣?”と思ったので後で聞いてみたら、大の野球ファンで、テレビで野球の試合を見ていたんだって。それを聞いて、彼女がよけい好きになってしまったよ(笑)。

日本の男性は「アイ・ラヴ・ユー」と言うのがとても苦手なんですが、そんな日本人男性にあなたからアドバイスをお願いできますか?

 できるだけ多くの女性に「アイ・ラヴ・ユー」と言って、結果を待つことかな(笑)。それは冗談だけれど……(笑)。ひんぱんに「愛している」と言わないで、本当に愛していると感じたときに、心からその気持ちを伝えることだと思う。相手はすごく守られていると感じるだろうし、人間は生まれた瞬間から愛を求めていると思うから、言うときには本心で、心から伝えて欲しいね。

今日は9.11テロのあった日ですが、何かメッセージをお願いします。

 僕もあの日、ニューヨークにいたからあの日の事は一生忘れられない、強烈な思い出だよ。誰もがきっとそうだろうね。あのような事件で、愛する人を失うなんて本当に信じられないことだね。でもあの後、人々の心が温かい気持ちでひとつに結ばれた気がするんだ。9.11はみんなが愛と同情を感じる日だと思うよ。

今後はどんな作品に挑戦してみたいですか?。

 ロマンチック・コメディーを撮りたいね。それもアメリカ人の役で。それとドラマ性の高い知的な映画にもたくさん出たい。今後どんな脚本に出合うかによるね。

この日、花束を持って登場したゲストは雑誌CanCanの専属モデル、真山景子さん。前日に行われたジャパンプレミアにも登場した。

 「昨日も来てくれたんだ。僕のガールフレンドだよ」とジョークをまじえ、笑顔で紹介したバトラー。
既に映画を観ていた真山はバトラーの印象を「この映画のジェリーという夫はパーフェクトな男性ですね。ジェラルド・バトラーさんはそんなジェリーにとても似ているので、まさに私にとっても理想の人ですね」とコメントした。それを聞いたバトラーはすごく喜んで、うれしそうな表情を見せていた。真山が退場した後は「サミシイ……」と小指を口にくわえた表情をみせて、会場を笑わせた。

ファクトリー・ティータイム

愛する人を思う気持ちは永遠のもの……。バトラーが本作で何度も囁く「アイ・ラブ・ユー」という言葉は女性ファンにはたまらない。この秋は、亡くなった最愛の夫から届くラブ・レターを心のよりどころにして再生していく妻の物語に感動の涙を流して欲しい。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


Page Top