このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2008-09-15 更新
ジェームズ・マカヴォイ、DAIGO(ゲスト)
配給:東宝東和
9月13日、14日、15日先行公開、9月20日より全国にて公開
(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
変化のない仕事に行き詰まり、ガールフレンドにもフラれ、自分の人生にうんざりしていたウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせ、彼がその組織の継承者であることを告げる……。
本作でウェズリー役に抜擢されたジェームズ・マカヴォイが初来日、都内ホテルで記者会見を行った。
(日本語で)こんにちは! 今日は来てくれて、ありがとう。この映画を観て気に入ってくれるとうれしいな。
とにかく、東京は大きくて圧倒されるほど広いね。僕はラーメンが好きなので、昨夜食べにいったんだけれど、ちょっと変わっていて、ピクルスがのっていたんだ。でも、おいしかったよ(笑)。
普通の文学作品のほうが演じやすいね。今回のようなアクション大作になるとレベルがぜんぜん違う。暗殺組織という突拍子もない設定で、観客が信じるような演技をしなくちゃいけない。今回はとにかくエネルギーと肉体を酷使したよ。心理的にも感情的にも自分を試す作業になるので、撮影の翌日は頭だけでなく、体も痛かった(苦笑)。こんなに大変だったのは初めてだったよ。
モーガン・フリーマンは文字通り“神の声”を感じさせる俳優だった。正確にセリフを言い、そのセリフに込められた意志を正確に伝えている……。それをそばで見聞きすることは、とても勉強になったよ。
アンジェリーナ・ジョリーはシリアスな状況でも自分を追い込むことなく、自分に対しても作品に対しても余裕の演技をしている。さすがだね。ふたりともファンタスティックで、面白い。いつも笑いが絶えない楽しい現場だったよ。
普通の弱い男が新時代のヒーローになっていくという過程が難しかったよ。変化して全く別の人間になるわけだからね。観客が納得いくように演じることに気を配った。
そういう質問はうれしいけれど、僕は今ここにいる自分が信じられないんだよ(笑)。良くて、008の役かな。冒頭ですぐに殺されちゃうんだ……(笑)。
監督は人間的にはナイスガイだけど、風変わりで個性的な人なんだ。でもそこがいいところだね。美的感覚にも優れているよ。即興でいろんなことを試してみようとする監督で、いつも新しいことを作り出そうとするんだ。そもそも僕をキャスティングしたところから変わっているね。僕はスーパーヒーロー・タイプじゃないからね。仕上がった作品を初めて観たときはとにかく驚いたよ。初めに監督から聞いていたアイデアとは全く別のものになっていたんだ。テーマやストーリーまでも大幅に変更されていたよ。それもいい意味でね。この映画の魅力は、監督による素晴らしい映像美とユーモア、バイオレンスの行き過ぎをからかっているようなところも面白いと思うよ。
DAIGO: 今回、大抜擢されましたDAIGOです。よろしくお願いしまウィッシュ! 今日マカヴォウィッシュさんに会えて、めっちゃ、テンションがってますよ~。吹きかえして、しょっぱなは、こんなセリフ多いと思ってなかったんすよ。やばウィッシュだな、と思ったんすよ。日々、びっちりやりましたよ。日本語主題歌(「灼熱」)もやらせてもらっています。とにかくアクションが半端ないことになっているんで、是非観てほしいです。
ジェームズ・マカヴォイ: DAIGOはファンタスティックだね。自分の役をアテレコされているのを初めて観たけれど、よくやってくれていると思うよ。
『ウォンテッド』は非常に強いアクション映画なんだ。皮肉も効いているし、バイオレンスの中にユーモアもあって、そんな一味違った部分を是非楽しんで観てほしいね。
DAIGOは持参したロック手袋をマカヴォイにプレゼントして、二人一緒にウィッシュポーズを決め、“エクセレント”。
『ナイト・ウォッチ』シリーズのティムール・ベクマンベトフ監督が、『Mr.&Mrs.スミス』のアンジェリーナ・ジョリー、『つぐない』のジェームズ・マカヴォイら豪華キャストを迎え、マーク・ミラーの同名人気グラフィック・ノベルを最新VFXを駆使して映画化した。スピンしながらカーブしてターゲットを射止める弾丸やアクロバティックなカーチェイスなど、従来のアクション映画の常識を超えた新次元のビジュアルワールドが堪能できる。劇場で目撃せよ!
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)