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2008-05-16 更新
ショーン・ユー、魔裟斗、橋本以蔵
配給:アートポート
5月3日(土)より、新宿トーア、シアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー
橋本以蔵の人気漫画を実写映画化した『軍鶏(しゃも)』がいよいよ公開され、ゴールデンウィークまっただ中の新宿・歌舞伎町で主演のショーン・ユー、格闘家でもある魔裟斗、そして原作者の橋本以蔵が舞台挨拶を行った。
終映直後の熱気溢れる場内に登場した3人。香港から駆けつけたショーン・ユーは、「この映画の役作りでは、体力を作り、筋肉をつけ、空手を習い、そして監督と話し合い、約2ヵ月間かかりました。一番辛かったのは魔裟斗さんとの対戦シーンですが、最初に魔裟斗さんと対峙した時には、こんな男前のK-1ファイターは初めてだったので、びっくりしました」と自分が演じた役どころを振り返る。
そんなショーンについて、相手役の魔裟斗は、「格闘家として実際に戦っているので、演技として戦うのはとても難しかったですね。さすがに顔には当てたらまずいと思いましたが、実際に当てたほうがそれらしく見えるので、顔以外には当てさせてもらいました。それほど強く当てたつもりはありませんでしたが、ショーンさんは結構痛かったらしいです。スミマセン(笑)」と撮影を振り返ると、「一度、魔裟斗さんのパンチがこめかみにあたってリングにゆっくりと倒れるシーンがありました。監督は“素晴らしいい演技だ”と言っていましたが、実は本当に気を失い、30分間動けなかったのです」とエピソードを披露する一幕も。
自分の作品が映画化され観客達が楽しんでいる姿を目の当たりにした原作者の橋本以蔵は、「長い間温めてきた作品を、こんな素敵な俳優さんと香港の優秀なスタッフが集まって映画化していただき、感無量です。ショーン・ユーさんは、今度の映画(トラン・アン・ユン監督作品『I COME WITH THE RAIN』)では木村拓哉さんとも共演し、いよいよ世界の大スターになっていこうとしています。その相手役を魔裟斗さんがやってくれたので、圧倒的なオーラがスクリーンから溢れています。本当にありがたいですし、感激です」とうれしそうに語る。
最後にメッセージを求められた出演者二人は、「7月にはK-1の試合があるので、とにかく今はそのことで頭がいっぱいです。今年チャンピオンになるのが最大の目標なので、それが達成された後に役者をやってみたいと思っていたら、またやってみたいと思います」(魔裟斗)、「今日は日本に戻り、ファンの皆さんとお会い出来てとてもうれしいです。これからも、もっと多くの作品を口実に日本にやってきて、また皆さんとお会いしたいと思います(笑)」(ショーン・ユー)と語り、ステージを後にした。
350人以上収容の大劇場で2回行われた舞台挨拶は、いずれもほぼ満席。香港若手スターを代表する存在となったショーン・ユーの人気を改めて実感するひとときだった。
(文・写真:Kei Hirai)
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