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2007-10-26 更新
テオ・ゲオルギュー
テオ・ゲオルギュー
1992年8月12日チューリッヒ生まれ。9歳からピアノを始め、すでにフランス、ドイツをはじめヨーロッパ各地で演奏を行い、実力派ピアニストとして活躍している。2004年にはスイス屈指の音楽ホールとして知られるトーンハレでシューマンのピアノ・コンチェルトを演奏してコンサート・デビューを果たす。2004年サンマリノ国際ピアノ・コンクール優勝、同年ドイツ、ワイマールで行われたフランツ・リスト・コンクールでも優勝。現在はロンドンの名門音楽学校パーセル・スクールに在学中。既に来年、2008年のコンサート演奏曲も決定している人気美青年ピアニストである。
配給:20世紀FOX映画
9月21日(金) 日劇1ほか全国ロードショー
TM(C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX
15歳にしてプロとしてすでに世界各国で、数々のコンサートをこなしている美少年ピアニスト、テオ・ゲオルギューが8月30日、東京・紀尾井ホールに満場の観客を集めてデビュー・コンサートを開催した。
平日の昼間にも関わらず、幅広い年齢層の聴衆で埋まった会場には、多くの著名人も訪れていた。この日の司会を務めたのは女優の竹下景子。『僕のピアノコンチェルト』のフレディ・ムーラー監督とともにタキシードで壇上に登場したテオは、3年前に出演した映画のときから20センチ以上も身長が高くなり、立派な美青年に成長し、その変貌ぶりに客席からは大きな歓声が上がった。自己紹介と挨拶を終えてすぐにテオのピアノ・ソロが始まり、ショパンの「舟歌 嬰ヘ長調」、スカルラッティの「ソナタホ短調」、そして難曲と言われるリストの「パガニーニ大練習曲集第3番 ラ・カンパネッラ」が演奏された。ステージ上で一人ピアノに向かうテオは、まるで魔法使いのように鍵盤を自在に操る指使いと、そのスマートな体からは想像もできないほどのダイナミックな演奏ぶりで聴衆の魅了した。
休憩中には、場内で販売されているテオのCDを購入する人々も多く、初めてのコンサートとは思えないほどの人気ぶりを証明した。
第二部では東京ニューシティ管弦楽団とともにベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番ハ短調」を堂々の演奏。場内の熱気も最高潮に達し、テオの一挙手一投足に注目が集まった。初の共演となったオーケストラとの息もばっちりで、目の肥えた日本のクラシック・ファンから鳴り止まないスタンディング・オベーションを受けたテオは、大満足の表情でアンコールで2曲を披露。日本でのデビュー・コンサートは大成功のうちに終了した。
(テオの演奏による『僕のピアノコンチェルト』サントラCDはソニーミュージックエンタテインメントより発売中)
(写真・文:オフィシャル素材提供)