このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2007-09-17 更新
聡子(美元)は夫・秀之(大森南朋)と子供と3人、平穏に暮らしている。幸せな日々、しかし聡子の胸の奥には、見えない不安がいつもつきまとう。おぼつかない足下。ぽかりと空いてしまった穴は、どうやって埋められるのだろう。「28歳ってオバサンですか?」携帯サイトに書き込み、男と情事を重ねていく。気づいたときには、抜けられない闇へと堕ちていた。
優しい声の男はヤクザで、聡子は売春を強要されていた。携帯の着信音を聞く度に身震いがする。脅迫され、強要され、どこへも逃げられない。その中で初めて知った悦び。一方、変わっていく妻の姿に戸惑いを感じつつも、ただ見つめることしか出来ない秀之は妄想の世界へと入り込んでいく。
もうひとり、聡子を見つめる少年がいた。母親を助けようとしたために捨てられてしまった稔(高良健吾)。稔は河原を歩く聡子を母親に重ね、脅迫されている聡子を助けようとするのだった。稔と聡子が出会ったとき、聡子の心の中に潜んでいた欲望が疼き始める。私を憎んでください。罰を与えてください。こうして私は本当の愛を知るのだから……。
(2007年、日本、上映時間:110分、R-15)
キャスト&スタッフ
監督:廣木隆一
原作:馳星周
メインビジュアル撮影・題字:荒木経惟
エンディング・テーマ:オオヤユウスケ「おだやかなひかり」
出演:美元、高良健吾、大森南朋、田口トモロヲほか
配給
ハピネット
宣伝:スローラーナー
9月15日(土)よりユーロスペースにてロードショー!以降全国順次公開
関連記事
・単独インタビュー