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『僕が愛したすべての君へ』
『君を愛したひとりの僕へ』
スペシャルトークイベント

2022-09-17 更新

宮沢氷魚、須田景凪、Saucy Dog

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』bokuaikimiai ©2022「僕愛」「君愛」製作委員会
配給:東映
10月7日(金) 2作同日公開!

 乙野四方字(おとの よもじ)原作小説の『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』がアニメーションとなり、10月7日(金)より、2作同日公開となる。9月16日(金)、映画の公開を記念した『僕愛』『君愛』スペシャルトークイベントが実施され、2作品の主人公・暦を演じた宮沢氷魚、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogが、ブルーとピンクに染まった舞台に登壇した。


 アニメーション声優初挑戦で2作品の主人公・暦の声を務めた宮沢。声優初挑戦の心境を聞かれると「大変でしたね。改めて声優さんってすごいなと思いました」とリスペクトし「声のお芝居は、普段のお芝居のエネルギーやボリュームのその上を目指さないといけない。そこの調整が大変でした。ただアフレコをする中で自分の中で分かってきたところもあって、部分的に上達をしているところもあるので、そこも気にしてください」とユーモア交じりに手応えを口にしていた。


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 完成作品を観た宮沢は「自分の想像の何倍もの色鮮やかさと生き生きとした絵が生まれていて、音楽の力ってあるんだなとも思いました。2曲とも自然と笑顔で前向きになるような楽曲だったので、感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、さらに須田景凪とSaucy Dogが生み出した楽曲に感激していた。その須田はSaucy Dogの楽曲について「個人的にも無限に聴く系のマジで好きな曲。作品とのリンクもちゃんとあって、そこが好き。リスナーとしておススメです!」と猛プッシュ。一方のSaucy Dogは「一度聴いたら忘れられないようなギターリフなど、僕らには真似できないカッコいい楽曲でした」とこちらも絶賛していた。

 ちなみに須田と石原はゲスト声優としても劇中に登場! 初めて声優をした須田は「ぼそっと呟くような一言セリフだったけれど、本当に呟いたら聴こえないし、間もきちんと取らなければならず……。アフレコとは果てしない作業だと思いました」と知られざる世界に驚き顔。同じく石原も「かなり重要な役で『え? 一言でいいんですか?』と……。作品を観たときは『俺の声が聴こえる!』とそっちばかりが気になった。こっぱずかしくなりましたね」と照れ笑いだった。

 『僕愛』『君愛』は2作同日公開。「どちらから観るべきか?問題」が話題にのぼると、宮沢は「どちらも本当に素晴らしい作品なので、どういうふうに人に勧めればいいのかな? 映画館に行ってコインで決めるとか?」と提案。石原は「どちらを先に観て正解かも」との見解で、須田は「自分の直感で選んでいいのかもしれません。どちらとも素晴らしい作品だから」とインスピレーションで決めるべきだと述べていた。


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 また来場したファンから事前に集めた質問に答えるコーナーも実施。最初に「2作品のどちらにキュンとしたか」という質問に答えた登壇者たち──須田、石原が「僕愛」、宮沢、せとが「君愛」と答える中、MCから「2対2になったので、秋澤さん決めてください」と投げかけられた秋澤は「じゃ、『君愛』で!」と答えると笑いを誘った。続いて、人生の分岐点について聞かれた宮沢は「20歳の頃にこの仕事を始めたのが自分の中での一番の分岐点」と明かし、「それまでアメリカの大学で環境学を学んでいたので、この仕事を選ばなければ環境に関わる仕事をしていたかもしれない」と、芸能ではなく研究の道に進んでいたもう一つの世界に思いを馳せていた。

 それを受けてせとが「私も大学で化学系の学科にいたので研究職をしていたかもしれない」と打ち明けると、宮沢は「そっちのほうで仕事をしていたかもしれませんね!」とあったかもしれない“並行世界”を妄想していた。一方で須田は「高校をやめたという選択をしましたが、この選択で今音楽をやれています」と話すと、石原も「僕も人の気持ちを動かす仕事につきたくて」と話し始め「実はお笑い芸人になりたいと思っていた時期があったんですが、いま音楽の仕事ができて本当によかったです!」と満面の笑みで語った。最後に秋澤は「地元の中学校に行かなかったことが良かったです」と語り、その理由を聞かれると「地元の中学校がヤンキーの多い学校で怖かったんです。なので受験して良かったですね」と締めくくった。


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 また「暦のように運命の相手が叶うはずのない人だったら?」との質問には「僕は諦めません!」と宮沢は断言して、「だって運命ですよね? 叶うはずがないと分かっていても、諦めたら絶対に後悔をして一生引きずるはず。周りから止められても、この人だと思ったら一生懸命に、3回くらいの告白までは粘ります」と熱弁。それに反して須田は「頑張るけれど暦のように自分の人生すべてをかけるとなると……。現実的に考えると引いてしまう」と諦める派で、石原も「諦めない方向ではいようとは思うけれど、暦のようには……。もう少し悩ませてください!」と苦悩。すると宮沢は暦の生き方について「あそこまで覚悟を持ってやるのは、ほとんどの人ができないはず。暦は凄い。最初は可哀想な状況だと思っていたけれど、演じていくうちにそこまで人を好きになって大事に思えるのはある意味で幸せだと思った。自分もそう思える相手を見つけたいと思いました」と共感を寄せていた。

 最後に主演の宮沢は「とても挑戦的な作品で2作同日公開というとても大きなチャレンジに挑んでいる作品です。どちらも素晴らしいキャストと主題歌、挿入歌が加わって最強の作品になっていると確信しています。どちらを先に観るかによって感じ方も変わると思うけれど、どちらを選んでも正解です。自分の直感を信じて、2作品ともに観ていただければ嬉しいです」と劇場公開を心待ちにしていた。



(オフィシャル素材提供)



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