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2022-08-16 更新

原題:Incroyable mais vrai
地下室のヘンな穴incredible-but-true
©ATELIER DE PRODUCTION - ARTE FRANCE CINÉMA - VERSUS PRODUCTION – 2022

イントロダクション

 第72回ベルリン国際映画祭正式出品、カンタン・デュピュー監督最新作『地下室のヘンな穴』が9月2日(金)に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開となる。

 監督は“フランスのスパイク・ジョーンズ”の異名をとるカンタン・デュピュー。殺人タイヤの『ラバー』、鹿革男の狂気『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』などの異色作、怪作で知られ、新作ごとに同国でスマッシュ・ヒットを記録している今、仏映画界で最も注目されるオンリー・ワンの鬼才だ。そんなデュピュー監督がこの最新作で創造したのは、「時間軸が半日進み、肉体が3日若返る」という微妙すぎるパワーを持ったヘンな穴。この穴にハマったせいで、平凡な夫婦の、胸の奥底に封印していた欲望、衝動が呼び覚まされていく。ナンセンスなまでにバカバカしい設定が、あれよあれよという間に現実味を獲得していくストーリー展開に引き込まれずにいられない。本国で『ジュラシック・ワールド』『トップガン』といったハリウッド超大作に次ぐフランス映画ではNo.1のヒットを記録。監督史上最大のヒットを叩き出した。

 本作には同国の名だたる人気俳優が集結。中でも、主人公の上司を演じたブノワ・マジメルの怪演は見逃せない。かつて希代の美青年として一世を風靡したスター俳優が持ち前のイケメンぶりをかなぐり捨て男の滑稽さと悲哀を体現している。

 誰もがポカンとしてしまうほど、浮世離れした突飛な設定で驚きと笑いを呼び起こしながら、人生や人間の普遍的な本質を巧みにあぶり出す独創性に満ち溢れた映像世界。一度覗き込んだらクセになること間違いなしの話題作がいよいよ公開される。


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ストーリー

 緑豊かな郊外に建つモダニズム風一軒家の下見に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購入すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“穴”に入ると「12時間進んで、3日若返る」というのだ。

 夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すが、やがてこの穴はふたりの生活を一変させていく……。


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(2022年、フランス・ベルギー、上映時間:74分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:カンタン・デュピュー
出演:アラン・シャバ、レア・ドリュッケール、ブノワ・マジメル、アナイス・ドゥムースティエほか

配給
ロングライド
9月2日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他 全国公開

■ 公式サイトhttps://longride.jp/incredible-but-true/ (外部サイト)



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